フチュッピーの部屋

♪ あんな時代もあったねと きっと笑って話せるわ ♪ 2026年1月10日





   新年が明けて、このページを更新せねば、という気持ちはあったのですが、行事が続きちょっと余裕がありませんでした・・、等とつい言い訳をしてしまいますが、こういうところ、仕事を始めてから40年以上進歩のなかった自分を今更ながら、反省しています。 ところで、年末の国営放送による恒例の歌合戦は、いつもになく見入って(聴き入って)しまいました。ただ、本校の職員室でも、前半は、知っている歌も多かったけど、後半は知らない歌手や名前だけは聞いたことがある人が多かった・・という話を多く聞きましたが、当然のごとく私は全く逆で・・・。でもさすが国営放送、広い年齢層をくまなくカバーしていたのではないかと思います。特にトリの後で歌ったのは大トリ?なのでしょうか。私と同じ年齢の彼女が純白のドレスを着て、熟練歌手がキーを下げたり、原曲と変えて歌詞を溜めて歌う人が多い中、キーも下げずに歌いきった姿に感動してしまいました。あの曲が大ヒットした頃、私はオーディオに目覚め始めた高校生で、文化祭の時、部員がスピーカーや機器を持ち寄って、特別教室の一つを借りて、オーディオコンサートをしたのですが、この「青い珊瑚礁」を流したとき、大勢のギャラリーが駆けつけたので、思わずボリュームを上げたら、職員室からS先生がやってきて「うるさいわー!」って怒られたのもいい思い出です(笑)。この大トリに至るまでも、私の知っているアーティストや歌がたくさん流れて嬉しかったのと、この大トリの彼女を始め、私と同年代か、一回り以上も上の方々の歌っている姿を見て元気を頂きましたので、敬意を表して、年齢も添えて何名かを私なりに振り返ってみます。ここ数年、あの歌合戦の出演者を見て感じるのは、演歌歌手の方々がめっきり減ったことです。でも、N響をバックに見事に歌い上げた、さゆりさんの歌唱力には圧倒されました。あれだけ歌える人が果たして、日本に何人いらっしゃるでしょうか。そんな彼女は私より4歳年上です。そして、いまだに凄いパフォーマンスの今年があの歌合戦の最後のステージだった男性歌手は、とても70歳とは思えませんでした。GOGO(!) その一歳年上が、旧姓の「荒井」さん(!)時代の最後のシングルである「翳り(かげり)ゆく部屋」を歌ったアーティストで(私は高校時代、あのEP <この意味がわからない若者はググってください> を買って、レコードがすり切れそうなほど聴きました)、パイプオルガンを弾いていた旦那さんは、彼女の3つ上で私の10歳年上。そしてあの「えーちゃん」は、何と76歳。紅白には出たことないけど、ボクの大好きな今年、全国ツアー最高齢を更新したアーティストは御年78歳です。それであの高音(!)普通あの年齢の方が「愛~を~止めないで~」なんていう姿は想像できない(笑)ですが、あの方は半世紀前から全然変わりません。そして、今回の歌合戦くらい、昭和の時代からずっと活躍されてきたレジェンドが出演される(放送開始100年ということもあったと思いますが)なら、今も映画館でコンサートの模様が上映されている、私もたくさんアルバムを持っている女性アーティストに是非、出演していただきたいです。過去にも出演されたことあるし、ここの局の歴史に残る番組といえる「プロジェクトX」の主題歌を歌うなど(私はエンディングの方の歌がより好きです)、この国営放送局とは深いつながりもあるので、今年の年末は是非出演していただきたいと熱望していますが、彼女は私の10歳年上です。ファイト!!(^^)。その彼女に敬意を表して、表題の曲を選んだのではなく、今年も本校伝統の「新年揮毫式」が1月7日に開かれ、私自身、この行事に参加するのは、17回目となりましたが、今年は例年以上に本校の歴史、そして伝統を意識することとなり、思わず表題のフレーズを口ずさんだのでした。https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e6%99%82%e4%bb%a3+%e4%b8%ad%e5%b3%b6%e3%81%bf%e3%82%86%e3%81%8d+%e5%8b%95%e7%94%bb&&mid=274FD4FD0BA8CD6380F8274FD4FD0BA8CD6380F8&FORM=VRDGAR

   本校の揮毫式というのは、昭和26年から、一度も途絶えたことのない行事です。その回数は、今まで述べてきたあの歌合戦と回数が同じなのです。あの番組も当初は、正月番組としてラジオでこの年から始まったそうです。
   式典当日は、体育館全体を本校の先輩方が揮毫してきた、「雄名録」と呼ばれる大きな和紙を表装した、75幅の掛け軸が埋め尽くし、厳かな雰囲気の中で、子供たち、そして教職員が、新年の思いを込めて校長が選んだ言葉を囲んで氏名を揮毫します。それをを私が教頭時代に、こんな素晴らしい行事を是非紹介しようと、保護者や卒業生に公開すると共に、マスコミにもお知らせしました。マスコミの方は、「こんな貴重な行事が今まで広く知られていなかったことに驚きました」と、それ以来毎年、複数のテレビ局や新聞社が取材に来てくれています。昨年、この揮毫式の報道を見た本校の大先輩が、地元紙の「読者の手紙」欄に、当時の思い出を投稿してくださり、それを読んだ私が同窓会名簿を調べて連絡をさせていただき、「次回の揮毫式には是非、お越し下さい」とご連絡を差し上げたところ、今回ご学友と一緒に(お一人は、わざわざ千葉県から!)ご来校くださいました。な・な・なんと、この大先輩は、本校の第2回の昭和27年に中学3年生として(当時は卒業学年と先生方が揮毫)、元日に揮毫式に出席された方々で、御年「89歳!」であられます。当時のお話もたくさん聞けて、子供たちは本校の伝統をしっかりと感じてくれたようです。そして、これも初めてのことと思いますが、大学の学長先生もご出席くださり、揮毫もしていただきました。本当に今まで以上に今年は特別な揮毫式となったことに感激しました。当日、開会式での私の挨拶で、その歴史的なことも述べましたので、その原文を紹介します。これだけの文書なのに、覚えるのに年末から、何十回も練習して、覚えるより忘れる速さが増している(笑)ため、大変苦労しました。こんなつたない内容ですが、全校生徒の真剣なまなざしに応援されながら、話すことができました。大先輩や学長先生がいらっしゃること、そしていつもの事とはいえ、TVカメラには、大変緊張していたのに、「そんなふうに全く見えない」という周りの評価には、喜んでいいのか、表情も含めた伝える力の減退を嘆くべきか・・・。しかしながら、年末から、歌番組を通して、シニアの皆さんの元気なお姿、そして本校の90歳近い大先輩のかくしゃくとしたお姿に、本当に元気を頂けたのでした。                 (2026年 新年揮毫式を迎えて 附属中学校 校長  大泉 計)
「令和8年,新しい年が始まりました。皆さん,今年もよろしくお願いします。今年の元旦の徳島は、おだやかな天候に恵まれましたので、初日の出を見に行ったり、初詣に行って今年にかける皆さんの決意などを祈念した人も多かったのではないでしょうか。 さて、今日は伝統ある第76回目の新年揮毫式です。1年生は初めての行事です。2年生は昨年に続いて2度目、そして3年生は最後の揮毫式となります。これは先ほど総務委員長さんの説明にもありましたように,昭和26年から続く,本校伝統の行事です。昭和26年というのはサンフランシスコ講和条約が締結された年で,ようやく先の第二次世界大戦が終了したことを世界が認め,日本から連合軍が撤退し,戦後の復興が本格的に始まった頃で,その当時,元日に附属中学校に集まり,当時は体育館はありませんから運動場で氏名を揮毫したのが始まりで,当時の附属中学生はお元気であれば、現在90歳くらいになられていることと思います。当時の先輩たちも、今とは全く違う社会情勢の中、その年へのいろいろな思いを込めてしっかりと名前を揮毫されたことでしょう。そして、何と、今日は昨年のこの揮毫式の様子が報道されたのを見てくださり、懐かしく思って、当時の思い出を地元新聞の「読者の手紙」欄に投稿してくださった、大先輩の○○様とそのご学友の□□様にこの会場へお越し頂いております(拍手)。□□様は本日のために、遠路、千葉県よりお越し下さっています。 本日はようこそ母校にご来校いただき、ありがとうございます。○○様や□□様は、昭和27年度、ステージに向かって右前方から2本目の雄名録に揮毫されたこと、そして、当時の校長先生が書かれた言葉もハッキリと覚えていらしたことに私は驚き、すぐに同窓会名簿で住所を調べご連絡を差し上げたところ、とても丁寧なご返信をいただくと共に、当時は現在の校舎の前の木造校舎ができたばかりで、その新校舎に入る前に卒業されたことや、当時学ばれた、徳島大学の校舎の写真など、本校に残っていない貴重な資料をお送り頂きました。現在御年89歳でいらして、かつて徳島県立城北高校で本学の△△理事様と共に教鞭を執られていたそうです。後ほど、生徒の皆さんは、揮毫を待っている間に是非、大先輩から当時のお話をうかがってみてください。
また、本日は多分、76回の本校の揮毫式史上、初めてではないかと思われますが、学長先生が、参観に来て下さっています。鳴門教育大学 ○□学長様、大変お忙しい中、ご来校いただき、誠にありがとうございます。是非、後ほど揮毫頂ければ光栄です。
   さてみなさん、今,この体育館には、○○様の揮毫をはじめ、昭和26年当時から現在までの附属中学生や附属中学校へ勤めていた教職員の揮毫が全て展示されており,この行事が今まで75年間、一度も途絶えることがなかったということに大きな価値があるというか,これはもはや奇跡的なことだと思います。コロナ禍においても、開会式にこうやって全校生徒が体育館に集まることはなかったものの、揮毫式はしっかりと実施されてきました。
今この体育館に昭和26年の第1回揮毫式の雄名録から,毎年書かれた雄名録が順番に体育館の壁をぐるっと囲み、ステージに向かって一番左前方に吊られているのが,2年生、3年生も揮毫した昨年の雄名録です。その数、75幅の掛け軸が今,皆さんを取り囲んでいます。ここには、1万5千人に及ぶ皆さんの先輩や先生方の名前があり、その氏名に囲まれて,何とも言えない厳かな,凛とした空気を感じませんか。附属中学校の伝統を十分に感じ取ってください。そして、これだけの先輩が作り上げてきた附属中学校の伝統を受け継ぎ、そして、まさに大阪関西万博のマスコットの名前のように、「ミャクミャク」と、それを後輩へ伝えていくという、自覚と責任を持ってください。
   それでは,私の揮毫した言葉を紹介します。□△さん、○◇さん、よろしくお願いします。(生徒二人が大きな和紙を全校生徒の方に掲げてくれます) 「よくそく ふたつ(欲速不達)」と読みます。
この言葉は、「早く結果を求めすぎると、かえって目的に到達できない」という意味を持っています。今、世の中は、何もかもがデジタルに置き換わり、わからないことはすぐにAIに聞いて答えを求めようとする、大変変化の激しい、そしてスピードの速い時代を私たちは過ごしています。答えがすぐに検索できて、結果もすぐに求められる。効率よく、無駄なく、早く進むことが良いことのように感じられる場面も少なくありません。しかし、皆さんにとって本当に大切な力は、そう簡単に身につくものではありません。考える力、粘り強く取り組む力、他者と協働する力、そして自分を律する力、これらは、時間をかけて、試行錯誤を重ねる中で、少しずつ育っていくものです。
   □△さん、○◇さん、ありがとうございました(ワシを元の場所に置いてもらう)。 今年は、「午」年です。馬は、力強く、速く走る動物として知られていますが、同時に馬は、長い道のりを走り続けることのできる生き物でもあります。そこで、無理に速さだけを求めれば、途中で力尽きてしまうと思います。自分の歩幅を守り、呼吸を整えながら進むことで、遠くまでたどり着くことができます。 この姿は、「欲速不達」の言葉と重なるところがあります。
    附属中学校での学びは、決して正解までの近道を選ぶ学びではありません。 先生方は「すぐに正解にたどり着くこと」よりも、「なぜ、そうなるのか」「本当にそう言えるのか」と問い続ける学習を大切にしてくれています。 学びの中では、思い通りの結果がすぐに出ないこともあります。仮説が間違っていることに気づいたり、遠回りをしているように感じて、不安になることもあるかも知れません。 しかし、その一つ一つの経験こそが、皆さんの学びの土台になります。すぐに答えが出ない中で考え続けたこと、仲間と議論したこと、失敗から学び直したこと、それら全てが皆さんの力となって積み重なっていきます。
   「欲速不達」という言葉は、決して「急がずに立ち止まれ」という意味ではありません。むしろ、「焦らず、確かな歩みを続けよ」という励ましの言葉でもあります。
   馬は、人と信頼関係を築くことで、本来の力を発揮するそうです。たづなを強く引くだけでなく人馬が呼吸を合わせることで、共に前に進みます。学びも同じだと思います。一人で抱え込むのではなく、仲間の考えに耳を傾け、対話を重ねることで、新たな気づきが生まれます。附属中学校での学びは、このような協働の中でこそ、深まっていきます。
   どうか結果を急ぎすぎず、学びの「課程」を大切にしてください。一日一日、一時間一時間、そしてそこでの問いの一つ一つが、やがて皆さん自身の大きな力になると思います。
馬の年にふさわしく、力強く、そして焦ることなく、しなやかに、「欲速不達」の言葉を胸に、2026年、確かな歩みを重ねていってくれることを期待しています。共に頑張りましょう。」         ほぼこの通り、何とか話せたとは思っています。この3日後、本校の入学試験があり、その準備と実施で、本当に本校の正月明けは、いつもにも増して忙しいというか、日々が充実しています(微笑)。今年度は、あと2か月あまり、3年生にとっては、卒業まで40日をきっていますから、中学生活の有終の美を飾り、つぎのステージへの確かな一歩を踏み出せるように、頑張りましょう。1,2年生はしっかり先輩を応援すると共に、本校を支えるという自覚をもって、あの揮毫式で感じた伝統と期待に添えられるように、益々の成長を目指しもらいたいです。私も老体にむち打って(!)、先輩方や生徒たちに負けないように、今年の計画がウマく進むように努力して参ります。 

 

 



過去のタイトル一覧
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400名の生徒がそろいました。本年度もよろしくお願いいたします!(2025年4月9日)