フチュッピーの部屋

2024年がスタートしました!・・が・・・。 2024年1月9日





  2024年がスタートしました。大晦日は西日本では雨模様と言われており、元旦の初日の出も雲の合間から見えるかも、との予報だったのですが、徳島では、31日も未明が雨模様だったくらいで、元旦は穏やかな天候に恵まれ、素晴らしい初日の出が見られたようです。(滅多に見られない、海水の温度差で光が屈折して二つの太陽がつながったように見える『だるま朝日』の初日の出だったようです。写真はニュース映像です)
  私は、元旦に田舎(県西部のそうめんの町)の実家に、もう誰も住んでいないのですが空き家があるので、そこで子供たちと掃除をしながら過ごしていたところ、突然テレビ画面が切り替わり、国営放送の女性アナウンサーが、能登半島で大地震が発生した模様です。身の安全を守りましょう、と連呼しました。それからまもなく、大津波警報の発令により、すぐに逃げるように絶叫調でアナウンスをし続けていました。この緊迫した声から、一人でも多くの人の避難と身の安全確保を願う気持ちが伝わってきました。「テレビ画面を見ている場合ではありません。すぐに逃げてください」「時間がありません。すぐに高台をめがけて走って逃げてください」と、そのアナウンスぶりに感心しました(後日、ネット上でこの女性アナウンサーの呼びかけが高く評価されていました)。その後の惨状は想像以上で、今も余震が続いています。避難上の一日も早い復興を願わずにはいられません。また犠牲となった多くの人たちに、心より哀悼の誠を捧げます。そして、まだ多くいらっしゃる行方不明の方々が、早く発見されることを願っています。今、私たちには義援金等の他に、何かができるわけではありませんが、新しい年が始まって、20歳を祝われた人も多く、新年を迎えて、何かとおめでたいことも多いですが、日々の生活の中で、毎日ニュース映像が流れますので、新聞報道にも注目しながら、少しでも被災地に寄り添う気持ちを持って生活していきたいものです。本校では、教員が交代で、約2週間おきに、玄関黒板(幅3m)に季節や学校行事等、その折々に関する内容を書くことになっています。これは、生徒がいない時に書くのが原則で、誰が書いたかは、卒業式前日に配られる、校誌『そだち』の「卒業記念号」に1年間に書かれた内容と、それを担当した教員名が掲載されます。本校は冬休みのスタートが県内の学校より、2日早いため、冬休み明けのスタートは1月5日でした。その子供たちが登校するまでに書かれていた今年最初の玄関黒板には、新年の始まり関することや、本校伝統の70年以上続く伝統行事のことが書かれていますが、最後にはこの大地震のこと、そして私たちのこれからのスタンスについても触れられています。現地の学校では、なかなか通常の授業が始められないところも多いのではないかと思います。東日本大震災の時は、本校からも、携帯電話用の手回し充電機能付き懐中電灯型ラジオを150セット製作して送るなど、いろいろな支援ができましたが、今は要請を待って、できることを少しでも実践できたらと思いますが、今は「思いを寄せる」気持ちを大事にしよう、と子供たちにも伝えていきたいと思います。
  自然災害の中でも地震は予想ができないのはわかっているつもりですが、「元旦でなくても・・・」と思ってしまします(帰省していた、普段こちらに住んでいない若い人たちが少なからずいたことは、避難に関して幸いした部分もあった、という報道もありましたが。それにしても元旦だなんて。1月17日に起きた阪神淡路大震災の時も、こんな寒い時に・・・って、真冬の早朝だった地震発生を恨んだものでした。そんなことを思いながら、能登半島地震が発生して、24時間余りが経過した、1月2日、今度はリビングのテレビが飛行機の大火災を映し出していました。私は外から帰ってきたところだったので、最初は家族が何か映画を見ているのかと思ったら画面に「LIVE」と出ているではありませんか。それも羽田空港!一瞬何事か理解に苦しんでいたところ、大型機がタッチダウンして小型機に衝突する映像が繰り返し放映されました。私は鉄道に比べたら、飛行機はマニアなんて言える分類(!)には、全く該当しませんが、燃えている飛行機のコックピットガラスの形状をみて、「うわぁ、A350」って叫んでしまったのです。ジャンボジェット機が引退し、政府専用機にも、当時としては最も大型のボーイング社の777(トリプルセブン)が就航していますが、これも結構飛び始めてから、年数がたっており(デビューから約4半世紀)、それの後を継ぐフラッグシップ機としてJALがAUのエアバス社から購入している最新の大型機が、A350シリーズです。導入が始まって、すでに4年くらい経ちますが、最新鋭の大型機であることは間違いありません(確か1機400億円くらいすると思います)。コックピットの窓の端が、少しパンダのように垂れ気味なんですよね。就航した頃、私も羽田で待合室から撮影しました(写真)。事故の詳細はすでに報道でお聞きになっていると思いますが、今の時代に、まして、最新のコンピュータが装備された乗り物でこんなことが起こるのかと・・・。最近テレビドラマなどを見ることは皆無の私ですが、今から10年以上前に放映された「TOKYOエアポート」(だったようにと思います)というタイトルの、羽田の新しくできた管制塔を舞台にしたドラマを毎週、放映が待ち遠しいほどに見ていたことを覚えています。そして管制というのは大変な仕事だなぁと、毎回ドキドキしながら見ていたことを思い出します。そういうこともあって(!)、私のいる校長室では、常に徳島空港の管制塔と各航空機との無線通話がBGMのごとく流れています。ちなみに、航空無線を聞くことそのものは違法ではありません。マニアはハンディの受信機を持って、空港周辺でカメラを構えています。前任校でご一緒した、PTAの会長さんはなかなかのマニアの方で、車に受信機を搭載して、常に運転しながら音楽やラジオでなく、航空無線を聞いているとおっしゃっていました。この方が女性でしたから、男性のマニアしか知り合いにいない私は驚嘆しました(!)。徳島空港は地方空港で、四国でも最も民間機の発着は少ないのですが、全国でも数少ない自衛隊との共用空港(千歳、三沢、小松など、全国で8つ)なので、海上自衛隊の練習機がたくさん利用するのと、ドクターヘリもよく発着するので、結構賑やかです。会話は全て英語ですが、ほとんどのパイロットが日本人なのと、ほぼ決まったフレーズで交信をするので、私でも、だいたいの内容は理解できます。ただ、悪天候だったり、普段飛来しない航空機が来ていて、いつもと違うリクエスト(パイロット側から)や管制塔からの特別な指示があるときは、英語だけでなく、日本語で話すことも希にあります。短時間で、発着に関するたくさんの指示がある航空管制では、メール等よりも、会話がスピーディなのは当然です(何故、聞き間違いが起こる可能性がある会話ではなく、メール等の文字表記にしないのか、という意見をネット上で見かけました)が、これだけAIが発達し、大阪万博では、空飛ぶ自動車がお目見えする予定ですし、車の自動運転では、目的地まで運転すれば、帰りはそれを記憶して自動運転で連れて帰ってくれる技術はほぼ出来ている、という時代に何故このような事故が起こるのでしょうか。上空では何らかのミスで数100mでも飛行機同士が接近すると、すごい警告音が鳴り、コンピュータが回避操舵を切るそうですが、今回は、夜間とはいえ、何重もの安全装置が空港内や管制塔にあってしかるべきと思うのは素人考えでしょうか。ヒューマンエラーと言われていますが、確かに安全装置を作るのも、操作するのも人間です。A350の乗客、乗員がすべて無事だったのは救いでしたが、海保の方々の尊い命が失われました。A350に乗務していたCAの訓練に沿った行動や、とっさの判断の素晴らしさ、そして乗客の勝手な行動がまるでなく、協力的だったことが絶賛されています。究極の事態でそれだけの仕事、そして、我先に!という勝手な行動をとらなかった乗客に頭が下がります。最新鋭の機種で、室内が少しでも燃えにくい素材が多用されていたことも幸いしたとは思いますが、何より道徳心が備わった乗客の方々の行動は賞賛されるべきだと思います。
  誰も想像もしなかった、激動の幕開けとなった2024年、これ以上悲しい出来事が起こらないことを祈りつつ、校長になってホームページを書かせてもらえるようになって、毎年1月、年の初めのページに載せさせていただいてきた私の大好きなこの時季にタイムリーな曲(A HAPPY NEW YEAR:松任谷 由実)をご紹介させていただきます。、またまた1年の初めなのに、まとまりのない駄文を綴ってしまいました。歳のせいだけではないと思いますが(苦笑)、今年も相変わらずこんなペースでお届けしたい(誰も待っていない!<笑>)と思いますので、どうかよろしくお願いいたします。https://www.bing.com/videos/search?q=%e6%9d%be%e4%bb%bb%e8%b0%b7%e7%94%b1%e5%ae%9f%e3%80%80A%e3%80%80HAPPY&qs=n&sp=-1&ghc=1&lq=0&pq=%e6%9d%be%e4%bb%bb%e8%b0%b7%e7%94%b1%e5%ae%9f%e3%80%80a%e3%80%80happy&sc=11-13&sk=&cvid=7F0293095A7040BF93528E08FFC7E52B&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=&ru=%2fsearch%3fq%3d%25E6%259D%25BE%25E4%25BB%25BB%25E8%25B0%25B7%25E7%2594%25B1%25E5%25AE%259F%25E3%2580%2580A%25E3%2580%2580HAPPY%26qs%3dn%26form%3dQBRE%26sp%3d-1%26ghc%3d1%26lq%3d0%26pq%3d%25E6%259D%25BE%25E4%25BB%25BB%25E8%25B0%25B7%25E7%2594%25B1%25E5%25AE%259F%25E3%2580%2580a%25E3%2580%2580happy%26sc%3d11-13%26sk%3d%26cvid%3d7F0293095A7040BF93528E08FFC7E52B%26ghsh%3d0%26ghacc%3d0%26ghpl%3d&view=detail&mmscn=vwrc&mid=B023F4F6FE0DA9AD8FB7B023F4F6FE0DA9AD8FB7&FORM=WRVORC

 



過去のタイトル一覧
令和6年度がスタートしました。本年度もよろしくお願いいたします。(2024年4月9日)
令和5年度が終了しました。皆様のおかげで、無事今日を迎えることができました。(2024年3月31日)
同じ空の下 どこかで僕たちは いつも繋がっている(2024年3月8日)
暖かい2月ではありますが・・・(2024年2月18日)
♪ あなたの夢を あきらめないで ♪(2024年1月28日)
2023年が終わります!(2023年12月28日)
真綿色した シクラメンほど 清しいものはない(2023年12月3日)
附属中学校であなたの能力を開花させ、さらに伸ばしませんか!(2023年11月5日)
鳶色のひとみに 誘惑のかげり 金木犀の咲く道を‥‥(2023年10月17日)
ちいさい秋 みつけた(い)!(2023年10月6日)