フチュッピーの部屋

ちいさい秋 みつけた(い)! 2023年10月6日





 前後期2学期制の本校は、本日前期日程を終了して、終業式を行いました。終業式といっても、私の小中学校の頃は(もちろん3学期制で)、朝から大掃除をして、体育館で終業式をして、通知表をもらって昼前に家に帰り、いよいよ夏休みということで、ワクワクしながら、冷やし素麺(!)を食べるのももどかしいくらいかき込んで、友達と一緒に近所の川に泳ぎに行っていました(田舎の学校には当時プールがなく、学校公認の場所で泳いでいました!)。なんて、半世紀も前の話なんて、興味がないですよね(笑)。本校では、4時間目まで授業をした後、5時間目は大掃除をして、それから体育館で賞状伝達と終業式を行いました。6時間目は学活で、通知表を受け取りました。いつも通り、6時間で終わったのですが、その後、多くの生徒が遅くまで英語検定を受けていました。
   10月になってもまだまだ日中は暑く、生徒も大半が半袖です。私も、終業式の間は、上着にネクタイもしていましたが、終わってからは、すぐに半袖になりました。本来なら衣替えが終わる時期ですが、今年は、完全移行を12月から!と、定めました。そうは言っても、朝夕はめっきり涼しくなりました。昼間との気温差が大きいので、日が暮れると、校長室から出た瞬間、「さぶっ」(本校は校舎が古く、廊下はオープン廊下で外気と直結!です)と思うほどです。でも昼間の気温のせいか、虫の声がほとんど聞こえません。遅くやってきた「秋」。きっとすぐに去っていくのかもしれません。表題のように「ちいさい秋、ちいさい秋、みーつけた!」って思えるような場面に出会いたいです。歳を重ねると、だんだんと幼い子供に返っていくといいますが、私も両親のそういうところをしっかり見てきました。自分もこんな童謡が懐かしく、つい聴きたくなるのもその現れかな?と思うのですが、私は、結構若いとき(!)から、文部省唱歌が好きで、今でも時々蓄音機で当時のSP盤(78回転、割れ!!レコード盤です)を聴いていますから、いわゆる「変わった人」なんだと思います(今は校長室で夜になってドーナツ盤<EP>を聴いています)。私が生まれた頃に世に出た、この「ちいさい秋みつけた」は、文科省唱歌ではありませんが、サトウハチロウ氏作詞の名作の一つとして、歌い継がれてきていますが、今の子供たちは知っているのでしょうか?

https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?&q=%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%84%e7%a7%8b%e3%81%bf%e3%81%a4%e3%81%91%e3%81%9f&qpvt=%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%84%e7%a7%8b%e3%81%bf%e3%81%a4%e3%81%91%e3%81%9f&mid=137BC7339A9759E8958F137BC7339A9759E8958F&&FORM=VRDGAR
 レコードはもとより、CDさえもソースとして今は主流でなく、「配信」された曲をインナー型ワイヤレスイヤホンで聴くのが「フツー」の子供たちには馴染まないのでしょうね。でもクラシックの名曲のように、いろいろなジャンルの昔の曲にも親しんでほしいものです。私ごとですが、ウチの20代前半の娘は、昭和歌謡を「フツー」に口ずさんでいます(お父さんのせいで、可哀想に‥なんていう人もいますが<苦笑>)。
でもやっぱり、『秋』といえば私にとっての定番は、https://www.bing.com/videos/riverview/relatedvideo?q=%e6%9d%be%e7%94%b0%e8%81%96%e5%ad%90+%e9%a2%a8%e7%ab%8b%e3%81%a1%e3%81%ac&mid=81EF1B9FC63EA3E19D2C81EF1B9FC63EA3E19D2C
です。先日の朝、登校指導を終えて、校門付近から職員室の方へ向けて、校門通りを歩きながら、ふと空を見上げると、夏の入道雲の空とはうって変わって、今までより幾分高く見える青空に、秋の雲が浮かんでいました。私は、よく空を見上げます。大好きな飛行機を見たい(徳島市上空は国際線のルートにもなっており、多くの機材が飛んでおり、校長室では常に航空無線が流れています<^^;>)というのもあるのですが、昔「雲の写真集」を見て感激して以来、空を見上げることが多く、そのため、よくモノにぶつかります(笑)。その時は、秋の空を眺めながら、「風立ちぬ」を無意識に口ずんでいました。そして、「よし、風のインクで手紙をしたためてみよう!」なんて朝から空想してしまうのは余りにも単純な私です。先日校長会でご一緒した女性の大校長は、この曲が十八番で、一緒に勤めた6~7年前には素晴らしい美声を聴かせてくれたことを思い出します(また、聴かせて!って言ったら、二度と歌わん、て睨まれました<笑>)。こんなことばかり書いていると、「ここの校長大丈夫?遊んでばかりで‥」ってすでに思われていると思いますが、珍しく(!)仕事をしてきた話もしておきます。
   9月末に全国の附属学校園の管理職や保護者会(PTA)の会長700名以上が東京に集まり、附属の課題、全国の取り組み等を聞いて、そして情報交換をしてきました。就任して間もない、盛山 正仁 文部科学大臣も会場に来て、直接お話がありました。全国各地域ごとに附属学校のあり方も様々ですが、子どもたちのために、附属の使命を忘れず、一層の取り組みを期待されている事を聞いて、身が引き締まる思いでした。
 これから一週間あまりの秋期休業中には、1年生は宿泊活動(広島方面、平和学習、山登り等)、3年生は校外学習(防災学習、生物観察等)があり、後期が始まるとすぐに2年生の修学旅行(東京方面、班別テーマ別学習、観劇等)といった行事も続きます。過ぎゆく秋を堪能しつつ、子供たちの笑顔あふれる学園を目指していきたいと思います。

※ 昔と違って(!)少しこのページへの私の駄文は自重していました。それは、研究部が本校の研究を熱心に発信してくれていますし、教科や部活動のページにもそれぞれ担当者が取り組みを掲載してくれて、本来のHPとしての体裁も整ってきていますので、校長が足を引っ張るような、レベルの低い「独り言!」は慎もうと思っていたのです。そしたら、先日ある保護者数名から「先生、フチュッピーの部屋、更新が少ないよ!」「次の歌、楽しみにしているのにぃ!」とか、昨日は「明日は前期の終業式ですね。また、子供たちに話す内容を覚えて話すのでしょうから、その原稿載せてくださいね」などと、連絡をいただき、年甲斐もなくすぐ調子に乗ってしまいます(^^;)。こんな駄文でも、暇つぶしに読んでくれている奇特な方(!)が、県外在住の人も含めて5名くらいはいるようですので(笑)、こんな駄文・長文をこれからも不定期に掲載しますが、お許しください。それでは、皆さん、Happy Autumn!

                                  「前期終業式を迎えて 校長からの話」
  2年生、3年生は、今のクラスに初めて入って新学年がスタートしたのが4月10日、1年生は、この体育館で先輩から紙吹雪で歓迎してもらった入学式が行われたのが4月11日、あれからほぼ半年が過ぎました。過ぎてみれば、あっという間だったと思いますが、この間に学校行事や部活動の大会のだけでなく、皆さん一人一人にとって様々なことがあったと思います。新型コロナは、決して終息したわけではありませんが、だんだんと、通常の学校生活が戻ってきました。 そのような中で、1日1日をどう過ごすか、前期以上に後期は短く感じると思います。      3年生は中学校生活そのものがあと5ヶ月少々です。1年生にしても、この間入学したばかりと思っても、もう中学校生活の6分の1が終わりました。2年生は、中学校生活の半分が終わったことになます。そう考えると、人生で一回きりの中学校生活、もっともっと充実したものにしたいと思いませんか。そのためには、まず、この半年間をしっかり振り返ってください。振り返るというのは、思い出に浸るだけではなく、自分の頑張った部分はしっかりほめて、評価し、さらに伸ばしていくとともに、足らなかったところ、もっとこうすべきだったと思うこと、それは学習面だけでなく、友達や家族との関係も含めて生活全般です。あれは間違っていたなと思う自分の言動も含めて、それらをしっかりと反省し、解決策を考え実行することで、令和5年度の後半の皆さんは大きく成長できると思います。明日からの秋休みも、1年生は宿泊学習、3年生は校外学習、後期が始まるとすぐに2年生は修学旅行と、楽しみな行事が待っています。前期を振り返って、修正すべきところを自分に言い聞かせて、その気持ちでそれぞれの行事に臨めば、より素晴らしい思い出ができると思います。頑張ってください。
  そして、年度当初に皆さんにお願いした挨拶は、毎朝挨拶運動に取り組んでくれている生徒会や各委員会の皆さんと、警備員の北上さんの素晴らしいお人柄のおかげもあって、多くの人が朝は元気な挨拶ができるようになり、廊下ですれ違っても「こんにちは」と先に声をかけてくれる人が多くなりました。でも、まだまだ来校者の方から、「あいさつが素晴らしいですね」と言われるほど、すべての人が積極的に挨拶ができているかどうか、それは自分に問いかければすぐわかると思います。後期は、さらに元気な挨拶があふれる附属中学校になることを願っています。元気な挨拶は心のバロメーターです。同様にこの後歌う校歌もそうです。母校を思う気持ちを歌に乗せて大きな声で校歌が歌えるのは、心が元気な証拠です。頑張りましょう。
  この後、皆さんは担任の先生から通知表をもらいます。1年生は中学校で初めて手にする通知表です。私は、全校生徒の通知表を見せてもらいましたが、皆さんにとっては、ひょっとしたら思ったより、評価が低いと感じる項目もあるかもしれません。これは、各教科の先生方が皆さんをよく見て、もっと能力がある、もっとできると見てくれているからこそ、今後に期待をしてくれていることの証であると理解してください。後期に向けて、より高い自分を実現するための励みにしてもらいたいと思います。それではわずか1週間余りの秋休みです。令和5年度後半戦に向けてのハーフタイムです。新たな気持ちで元気な皆さんと後期の始業式が迎えられることを楽しみにしています。充実した秋休みを過ごしてください。 終わります。



過去のタイトル一覧
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