フチュッピーの部屋

附属中学校であなたの能力を開花させ、さらに伸ばしませんか! 2023年11月5日





 11月3日の文化の日、秋晴れの下(徳島市の最高気温は11月としては異例の22.9℃)、本校のオープンスクールが開催され、小学生とその保護者120名以上にご来校いただきました。本校の参観授業も兼ねていましたので、駐車場が満車になることも予想されましたが、事前に乗り合わせや、自転車でのご来校をお願いしておりましたところ、自転車でお越しいただいた方も50名近くおられ、大変助かりました。ご協力に心より感謝申し上げます。
 さて、この日の朝から「入学願書一式」の配布を始めました。「出願が始まるまでのこれから約1か月間、本校への進学を考えたり、迷っている児童やその保護者の多くが本校のホームページを見られると思うので、本校の魅力が伝わるように、授業の様子や、部活動の様子をどんどん更新してください」 と、先生方に先週からお願いしており、早速、いくつかのページが更新されています。そうお願いした私も、このページにいつものグダグダ文(!)を書いていて、本校を希望しようかどうか迷っている児童や保護者を心配させてはいけないので (笑)、今回はいつもとは違う趣で(!?)小学校6年生、そして保護者の皆様にお届けしたいと思います。(さて、何人の小学生が読んでくれるでしょうか?)

 このページを開けてくれた、小学生の皆さん。附属中学校への進学を前向きに考えてくれていますか?それともまだ迷っていますか?先日のオープンスクールに来てくれた人は、授業の様子などを見て、本校の雰囲気を感じ取ってもらえたかと思いますが、当日来れなかった人には、本校のホームページで授業や学校生活の様子を少しでも理解してもらえたらと思います。そして、小学校にはない、「部活動」の取組についても、すべての部を載せていますから、活動の様子を見てみてください。行事も他校にはないような修学旅行のプログラムや、1年生での宿泊活動、そして昭和26年から毎年続く「揮毫式(きごうしき)」という、その年に附属中学校に所属した全校生徒、教職員が名前を筆で書き、掛け軸に表装する行事などもあります。体育館の側面に今まで揮毫されてきた70本以上の掛け軸が並ぶ様は圧巻です。そして、学習面でもどの教科も、深く考える授業を展開しています。美術科、音楽科はもちろんのこと、理科は理科室、家庭科は家庭科室、技術科は技術室と情報学習室といった、特別教室で3年間全ての授業をする学校も、中学校では希だと思います。また、総合的な学習の総決算として、3年生では「模擬県議会」という徳島県の課題を調べその解決策を検討する各委員会を立ち上げて、政党名も考えて、体育館で1日討論会をするのも本校の伝統です。
 ところで、小学生の皆さん,「附属中学校」というとどんなイメージを持ちますか?勉強が大変とか、課題がたくさん出る、また附属小学校出身者が多くてなかなか馴染めない、などでしょうか。不安をもつのは当然かと思いますが、本校は、テストで点数を伸ばすことだけを重視するような授業展開を行ってはいません。もちろん、中学校3年生の最後には高校受験がありますが、皆さんがこれから生きていく未来は、今回のコロナ禍が示したように予測不能な社会であり、そういう世の中を、力強く、そして「しなやか」に生きていくための術(すべ)がしっかり身につけられるような教育活動をめざしています。問題を発見する力、そしてそれを解決するために課題とどう向き合い、乗り越えていくか、社会にでてからも必ず必要となるそれらの力を養っていくための基礎となるものをしっかり身につけてもらいたいです。特に「しなやかさ」は私はとても大切にしています。勉強だけでなく、友達関係など様々なことで悩むのが、思春期である多感な中学生の特権だとも思います。そのような中、つらかったり、落ち込むこともあるでしょう。でも、強風に当たって,どんなにしなっても倒れない「竹」のように、しなやかに、回復する力を備えてほしいし、それを支えてくれる仲間作りをしてもらいたいです。本校の校訓に「人間学校」というフレーズがあります。仲間を思いやる、ぬくもりのある学級や学校であるとともに、しっかりと寄り添いサポートできる先生方の集まりの附属中学校でありたいと、日々精進しているつもりです。いろいろな小学校から来て、クラスのリーダーになったり、部活動で活躍したり、みんなから慕われる存在になって、附属中学校の生活を満喫している先輩、卒業してからも大活躍している先輩も多数います。安心して、本校をめざしてもらえたらと思います。
 今、開けてくれているページの「フチュッピーの部屋」というのは私(校長)が気ままに、思いつくことを不定期にダラダラ書いているページで(興味はないと思いますが<笑>、下の方のタイトルをクリックすると今年度の過去のものも読めます)、「フチュッピー」というのは、本校が6年前、70周年の記念式典を迎えるにあたり、生徒からの公募と投票で生まれた本校のマスコットです。このキャラクターは、オカメインコをモチーフとしており、賢いインコが昔風の制帽をかぶり、手には帳面を持ち、「時を重ねて 未来へ羽ばたく」附中生のイメージを表現しています。そして本校には、「フチュッピー号」という公用車もあり、運動場の整地用に使うほか、公用であちこちへ走って行っています。今回のオープンスクールのチラシも徳島市内の20校くらいの小学校には、この公用車に乗って私が直接届けました。オープンスクールに来てくれた人は正面玄関のピロティ脇に止めていたのを見てくれた人もいると思います。私は、ボディーカラーとかマーク、ナンバーなどをできるだけ忠実に再現したプラモデル作って、今回のオープンスクールで「保護者・教職員文化作品展」に、何の文化の香りもしないのに(!)展示してもらっていました(保護者の皆様や本校教職員の作品は素晴らしい力作揃いでした)。見た人は「どんだけ、ここの校長は暇なん?」と思われたと思いますが、それは紛れもない事実で(笑)、夜や休日は、校長室にはLPレコードやEPレコード(若い先生からは、ドーナツ盤を初めて見ました!と言われてショックでしたが、いまやCDも買うことなく、若い人たちにとっては配信音楽が主流なんですよねぇ)を聞きながら、仕事しています。私は、長年、技術の教師をやっておりましたので、工業製品が結構好きで、最近多くの来客が校長室にいらっしゃるのですが、「何で校長室の中を、ドクターイエローが走ってるの?」「そのいっぱい並んでいる無線機はナニ?」「いっぱい壺があるけど、どこから音が出てるの?」etc.etc. 文字だけでは意味不明かと思いますが、一応、仕事もしております(^^;)。


 ということで、小学生やその保護者向けにいつもとは違う語り口で書くつもりでしたが、いつもと同じようなパターンになってしまいました(苦笑)。これで本校への進学を迷っていた方にソッポ向かれてしまうと、私の責任重大です(もう遅い!?、こうなればいつものように素晴らしい歌の力を借りて・・)。 え~、私は昔の(主に昭和)歌が好きで、その歌詞に込められた思いと、それらについての自分の気持ちを無理矢理このページで紹介しています。昭和の歌なんていうと、親御さんの世代でも知らなかったり、まして小学生にはよほど有名か、カバーでもされていないと知らないと思いますが、YouTubeなどのアドレスも紹介しますので、よかったら聴いてみてください。今回は、附属中学校への進学を考えてくれている皆さんへの応援歌というか、私自身が今までの人生で、ことあるごとに助けられた歌の一つを紹介したいと思います。皆さんは、先ほども述べましたが、附属中学校というところは、優秀な人がいっぱい集まっているから、自分なんかついて行けないのではないかとか、自分の居場所なんか無いのではないか、などといろいろと心配していませんか。そんなことは決してありません。「自分の人生の中では 誰もがみな主人公」なのです。小学生の皆さんも『さだまさし』というアーティストの名前を聞いたことはあるのではないでしょうか。皆さんの家族では、おじいちゃんやおばあちゃんがファンだったり、よく知っていると思うので、興味があればまた聞いてみてください。先のフレーズが出てくるのは「主人公」という曲です。https://www.youtube.com/watch?v=NRH9X8f5xmw&t=233s

  「主人公」というのは劇やドラマでは,花形で最も注目を浴びますが,その配役は限られた人だけになります。しかし,この歌詞のとおり,皆さんのそれぞれの人生においては,まさに自分が主人公です。その主人公をしっかり奮い立たせて,素敵なストーリーの主人公に育てて行きましょう。自分が主人公なんて言うと,短絡的に見れば利己的に聞こえるかも知れませんが,あくまで自分の人生の中では・・ということで,こう思うことで誰しも出会う「人生の中で悩む時や、つらい時」に自分が勇気づけられると思います。この曲は、私が中学を卒業する頃に、リリースされたのですが、私は高校に入ってから現在まで,いろいろな辛いことや迷うことがある度に,この曲を聴き返しました。少し歌詞の一部を紹介します。

   あなたの眩しい笑顔と 友達の笑い声に
   抱かれて私はいつでも 必ずきらめいていた
 
 「あるいは」「もしも」だなんて あなたは嫌ったけど
   時をさかのぼ るチケット があれば 欲しくなるときがある
   あそこの分かれ道で 選びなおせるならって 
   勿論 今の私を 悲し むつもりはない
   確かに自分で選んだ以上 精一杯生きる
   そうでなきゃ あなたにとても とてもはずかしいから
  
   あなたは教えてくれた 小さな物語でも
   自分の人生の中では 誰もがみな主人公
   時折 思い出の中で あなたは支えてください
   私の人生の中では 私が主人公だと
                                                   ※ JASRAC 040-1458-8 

   ここにでてくる「あなた」は,今後皆さんの将来においていろいろな人に変わると思いますが,本校に来てくれれば、附属中学校の担任の先生や,部活の顧問の先生など,私たち附属中学校の教職員が「あなた」になれるよう,中学校時代の主人公である皆さんをしっかりと支えていきたいと思っています。


   最後に(長くてスミマセン)本来、このページで私が紹介している今の時季にタイムリーな曲を話させてください。皆さんは知らないアーティスト(小田和正)だと思いますが、おじいちゃん、おばあちゃん世代はきっと知っています。ご本人は、今年76歳です。その声は、聴いたらびっくりすると思います。私は、何度もコンサートにも行くほどの昔からの大ファンです。その中で、この時季が来ると必ず聴くのが「秋の気配」という曲です。https://www.bing.com/videos/search?q=%e7%a7%8b%e3%81%ae%e6%b0%97%e9%85%8d%e3%82%aa%e3%83%95%e3%82%b3%e3%83%bc%e3%82%b9&docid=603525561777350902&mid=08B944AC1CBD93BFE40808B944AC1CBD93BFE408&view=detail&FORM=VDRVSR&ajaxhist=0   今から46年も前のリリースです。歌いだしの「あれがあなたの好きな場所 港が見下ろせる小高い公園」というのは、小田さんの出身地が横浜で、この公園は「港のみえる丘公園」だと思います。学生時代、私は一人でこの公園へ行き,公園内を散策しながらこの曲を口ずさんでいました。なんて単純なんでしょうね(笑)。そして現在、私の好きな場所は、本校の中庭を見下ろすことができる校舎の廊下です。遠くには徳島市のシンボルである眉山も見えます。11月としては記録的な汗ばむほどの3連休でしたが、いよいよ本格的な,そして短い秋の到来です。


   今回は、本校への進学を考えてくれている方々への、特別バージョン と意気込んで書き始めましたが、結局、いつもと変わらず(いつもよりひどい!?)グダグダな内容になってしまいました。ここまで読んでくださった皆さま、ごめんなさい。こんな校長でも勤まる素敵な学校です!ということでお許しくださいマセ。                 



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