ブロックを用いて制作した地層モデルを使って,柱状図から地下の様子を推定する演習を行いました。
地層モデルは側面と底面が黒いプラスチック板で遮られており,地表の部分しか見えない状態になっています。その状態で,地表の20カ所から柱状図を取り出す5カ所を決め,取り出した柱状図の様子をワークシートに記録しました。
その後,地層モデルの地下の様子を班で話し合いながら推定しました。
抵抗値の違う自作のヒーターを使って,発熱量と時間,発熱量と電力の関係を調べる実験を行いました。その後,グラフを作成してそれぞれの関係について確認しました。準備に時間がかかる実験でしたが,班員と協力して実験を行うことができていました。
100Wの電球と40Wの電球ではどちらが明るいのか?
このことにについて調べました。写真の右側の装置では40Wの電球の方が明るく光りました。逆に写真の左側の装置では100Wの電球の方が明るく光りました。なぜ,このように違いがあるのか,授業では,その理由について考えました。
右の写真のように,抵抗値の分からない抵抗器を3つ使って,左の写真のような回路を作りました。そして,回路のどの部分の電圧と電流を測定すれば,3つの抵抗器の抵抗値を求めることができるのか個人で実験計画を立てました。
次に班で話し合いを行い,最適な実験方法を決めました。生徒は短い時間で正確に実験計画に沿って,実験を行うことの難しさを体験することができたようです。
写真の模型をご覧ください。一見すると,上の構造物が宙に浮いているように見えます。このような構造を「テンセグリティ(Tensegrity)構造」といいます。
テンセグリティとは「張力(Tension)」と「統合(Integrity)」から成る造語です。この模型の場合,上下の圧縮材(ブロック)が互いに接続されておらず,張力材(チェーン)とのバランスによってこのような構造が成立しています。
第1学年では「力のつり合い」について学習をした後,「この模型はどこがどのように力がつり合って成り立っているのか」ということについて考えました。さて,この模型では力のつり合いがどの部分に,どのように成立しているのでしょうか。
雲ができる条件を学習した後,ペットボトルの中に必要なものを入れて,ある操作をして雲を発生させました。すると写真のような雲が発生しました。この後,別の方法で雲を発生させる実験も行いました。
傘袋を小さく切って,少しだけ袋に空気を入れて口を縛ったものを写真のようなプラスチックの容器に入れて,容器の中の空気を少しずつ抜いていく実験を行いました。すると,写真のように袋が膨らんできました。この後,なぜ袋が膨らんだのか大気圧と関係付けながら,粒子モデルを使って説明をする授業を行いました。
11月8日に皆既月食がありました。天候もよく学校のグラウンドでもその様子がしっかりと観察できました。天王星も望遠鏡で観察することができ、442年ぶりとなる惑星食も見ることができました。(掲載している写真はグラウンドから撮影したものになります。)
2年生は現在,気象について学習しています。この日は,霧が発生する条件について考えていき,最後に霧を発生させる実験を行いました。本時に学習した様々な条件が揃ったときに,写真のような霧が発生することが分かりました。
プースカフェという名前のカクテルがあります。様々な色のお酒が混ざり合わず,グラスの中で層になっているのが特徴のカクテルですが,このように異なる種類の液体同士が混ざり合わないようにするには,どうすればよいのでしょうか。
机の上に準備されたのは,食用色素で着色した赤色・青色の水と,透明な水,そしてガムシロップと食塩。生徒たちはまず,これらをどのように用いればそれぞれの水が混ざり合わないようにできるかについて予想しました。その後,実際に実験を行い,写真のような3層の色に分かれた液体を作ることができました。ピペットを丁寧に駆使しないと色が混ざり合ってしまうため,生徒たちは繊細な操作に集中して取り組んでいました。
顕微鏡でツユクサの葉の気孔の観察をしました。孔辺細胞や葉緑体,よく見ると核も観察することができました。
私たちがよく「バナナのすじ」と言っているものは,何か?
という問いから授業が始まりました。実は今,学習している「維管束」であるということを伝えて,顕微鏡で維管束の道管を観察しました。
道管はまっすぐな管だと思っていた生徒は,バナナの道管がらせん構造をしている様子を見て大変,興味深く観察していました。
前回の実験から植物も呼吸を行っていることが分かりました。素朴な疑問から,枯れ葉は呼吸をしているのか確かめてみることにしました。そこで,写真のようにビニル袋に枯れ葉をたくさん入れて,暗室に2日間置きました。その後,ビニル袋内の気体について石灰水を使って調べてみました。ためしてみないと分からないことは多くありますね。
植物が呼吸をしていることを調べるために2つのポリエチレンの袋を用意しました。
袋A・・・植物の葉と空気を入れたもの
袋B・・・空気だけを入れたもの
この2つの袋を写真のように1晩,暗室に置きました。そして,袋の中の空気を石灰水に通すと,どのような結果が得られるのか予想した後,実験を行いました。
このような実験を対照実験といいます。
コリウスは緑色の部分と白色の部分がある特徴的な葉をもっています。この葉を使って,光合成は葉のどの部分で行われるのか学習しました。小学校のときに学習した内容でも,1つ1つの実験の手順に意味があったことを再確認した授業となりました。
顕微鏡を使って,オオカナダモの葉の細胞を観察しました。葉緑体が動いている様子を確認することができました。この後,2年生は光合成の学習に入っていきます。
第1学年では,「謎の物質Xの正体」という実験があります。砂糖・片栗粉・食塩の中からランダムに配られた「謎の物質X」の正体を,様々な方法を試して調べるという実験です。その中で,「加熱する」という調べ方がありますが,ある生徒が「ガスバーナーで食塩を加熱したときに,青い炎の色が黄色っぽい色に変わる」ということに気が付きました。
炎の色の変化の正体は,炎色反応です。食塩(塩化ナトリウム)にはナトリウムが含まれているので,これがガスバーナーの炎によって燃えたときに黄色を示します。今回の実験では,「除湿剤」「焼きミョウバン」「ホウ酸」という,ドラッグストアで簡単に購入できるものを使って炎色反応を見る実験を行いました。
アルミカップにエタノールをしみこませた脱脂綿を入れ,先ほどの物質を少量ずつ入れて火をつけると,除湿剤はオレンジ色(橙色),ミョウバンは紫色(藤色),そしてホウ酸は緑色の炎になり,生徒からは驚きの声が上がっていました
単細胞生物のゾウリムシの観察を行いました。ゾウリムシは回転しながら,とてもすばやく動くので,昨年度に観察したミジンコ(多細胞生物)より観察が難しかったようです。この写真を撮るのも少し難しかったです。
授業後,ある生徒が「細胞が1個しかないのに,ゾウリムシは分裂でなかまをふやしても大丈夫なのでしょうか?」と質問をしてくれました。とてもよい質問でした。このことは,3年生になってから学習するのですが,質問をしてくれた生徒には先に教えました。疑問をもって,意欲的に授業に臨んでくれたことが,とても嬉しかったです。
酸化銀0.5gとブドウ糖1.0gを使って,写真のような実験を行いました。今回も還元剤としてブドウ糖を使用しました。
とてもきれいな銀鏡に驚きの声があがっていました。
インジゴカルミンを使って,酸化・還元反応を行いました。アルカリ性の水溶液では還元型は黄色となりますが、軽く振って少し酸化されると還元型と酸化型の中間構造となり赤色を示します。さらに激しく振ると酸化され緑色になります。一方,アルカリ性条件下のブドウ糖は還元作用があり,酸化型インジゴカルミンを少しずつ還元型に変化させます。水溶液の色が,信号のように変化する様子に驚いている生徒の姿が印象的でした。
2年生は現在,化学領域について学習しています。この日は活性炭を使って酸化銅を還元する実験を行いました。
写真のように黒い酸化銅が反応後,赤い銅に変化しました。この後,水素やエタノール,砂糖を作って還元の実験を行いました。
1年生は無脊椎動物の中の軟体動物について学習しています。今回は生きたアサリを解剖し,体のつくりを観察する活動を行いました。「解剖自体が初めて」という生徒もたくさんいる中で,生徒は刃物の扱いに十分注意しながら解剖を進めていました。普段は味噌汁の具などでしか見たことのないアサリを観察する中で,「アサリに足があることを初めて知った」「ちゃんと心臓などがつまっていて驚いた」という生徒の感想も見られました。
附属中学校内に自生している野草を採取し,植物の特徴から分類を行う学習を行いました。採取した植物の全体の様子や各部の様子をタブレットで撮影し,学習支援アプリ内にあるワークシートに,植物の特徴や調べたことなどをまとめました。
1年生は植物の学習を行っていますが,「草抜き掃除のときに根の様子を意識して見るようになりました」という生徒もおり,授業を通して学んだことを日常生活の中で活用しようとする姿勢が見られます。
地震が発生すると震源から縦波と横波が伝わることを学習しました。このことを写真のような装置を作って説明をしました。建物に見立てたペットボトルがしっかりと横揺れをする様子が確認できました。
2年生は今年度最後の授業で,「竹のフィラメント」を作る実験をしました。
19世紀を代表する科学者トーマス・アルバ・エジソンが,実用的な白熱電球を開発する際に,日本の京都の竹を用いてフィラメントを作成したことは非常に有名な話です。(このフィラメントの点灯時間は,およそ1000時間にも及んだそうです)
今回は市販の竹串をアルミホイルで包み,ガスバーナーで蒸し焼きにしてグラファイトに変化させる工程を生徒に行ってもらいました。蒸し焼きにすることで竹の中に含まれる酸素や水素などが取り除かれ,炭素だけが残った結果,電気を通すグラファイトへと変化します。
アルミホイルの中から取り出した,炭化した竹串を2~3cm程度の長さに整え,電圧の加わったアルミの台に乗せて押し付けると,通電した竹串が白熱電球のフィラメントのように明るく発光しました。
2年生の単元「電流と磁界」の授業で,エナメル線とゼムクリップ,乾電池を組み合わせて簡易モーターを製作しました。磁界内で導線に電流が流れると,導線内を流れる電流に力(ローレンツ力)がはたらきます。コイルに電流が流れると,コイルを流れる電流が力を受け,コイルが回転するようになります。
コイルが上手く回転するためには,コイルの作り方や,
クリップで作る軸受けなどにも工夫が必要です。
作ったモーターが回転を始めると,生徒からは無事完成したことを喜ぶ声が聞こえてきました。
また,「モーターが動く仕組みは知っていたけど,こんな簡単なつくりでもちゃんと動いたことにびっくりした」という感想もありました。
20gのおもりを2個,ひも,滑車を使って左の写真のような装置をつくりました。そして左側のおもりを手で持っておきました。(写真は手の代わりに,右の写真のようにスタンドのアームを使って左側のおもりを固定しています。)
さて,固定している方の左側のおもりを離したとき,どのような現象が起きるでしょうか?
生徒の皆さんの意見で最も多かったのが,
「右側のおもりが落下する」でした。
次に多かったのが,「左右のおもりが同じ高さになってつり合う」でした。
果たして,結果は…。
色の見え方について,学習しました。例えば,青色の物体が青色に見えるのは,白色光に混ざっている青色の光が,物体の表面で強く反射され,それ以外の色の光の多くは物体の表面で吸収されるからです。
そのことを確かめるために,左の写真のように白い紙の上にミカンをおき,理科室の明かりを消しました。そして,白色光をミカンに照射しました。すると,右の写真のようにオレンジ色の光を反射していることが分かりました。
見慣れた景色もこのような仕組みで見ていることを確認できた授業となりました。
二面鏡の角度を90°にして,鏡の前におもちゃのアヒルを置くと,像が何個できるのか,鏡と鏡の間の部分にはどのような像ができるのか,予想した後,実験を行いました。
すると,写真のようになりました。なぜ,このように見えるのか考えた後,鏡の角度を90°から大きくしたときや,小さくしたときは像の数がどのようになるのか実験をして確かめました。
家庭でもできる実験です。いろいろためしてみてください。
前の時間は光が斜めに空気中から水中に入射するとき,水中から空気中に入射するときの関係を学習しました。
また境界面に垂直に光が入射するときについても学習しました。
それぞれの条件のときの入射角と屈折角の関係を実験で調べました。
本時は,学習したことを使って,水中に斜めに棒を入れたときに,棒はどのように見えるのか考えました。個人で考えた後,班で話し合い活動をしました。上に曲がって見えるのか,下に曲がって見えるのか,作図をしながら話し合う姿が印象的でした。その後,実験を行い,確認しました。
左の写真が水槽に水を入れていないときの様子です。右の写真が水槽に水を入れたときの様子です。
生活経験でストローを使って飲み物を飲んだときに,この現象を見たことがある人もいたと思います。
なぜ,このように見えるのか,これからも身近な「なぜ」を大切にしてほしいと思います。
「光の屈折」の学習でこの日は2人組のペアで実験を行いました。
お椀の底にシールを貼ります。最初に左の写真のように,観察をする人がシールが見えなくなる位置まで移動します。
次に,ペアの人が少しずつビーカーに入れた水をお椀に注いでいきます。
すると,見えなかったシールが見えるようになりました。最後に右の写真のように書画カメラを使って全体で再度,確認をしました。
なぜ,見えるようになったのか,この後,作図をしながら考えていきました。
今日は,とても寒い一日でした。
写真は4階の理科室から撮ったものです。
先日,学習した「光の直進」を見ることができました。
1年生は現在,光の学習をしています。この日は十字路の鏡に映った車がどちらの方向に曲がるのか考えました。赤いシールはウインカーの代わりに貼ったものです。
さて,車は歩行者に近づくでしょうか?それとも遠ざかるでしょうか?
本校の周辺にも十字路があります。交通安全に気をつけて登下校してください。
1年生は現在,状態変化について学習しています。この日はファスナー付きプラスチックバックにエタノールを20mL入れて,熱湯をかける実験を行いました。液体から気体に変化すると写真のようになりました。
この後,既習の知識と関係付けながら,エタノールの粒子が次の項目についてどのようになっているのか考えました。
①粒子の大きさについて
②粒子の数について
③粒子の動きについて
④粒子間距離について
目に見えない粒子を粒子モデルを使って考える学習はこれからも続きます。
小学校のときに学習したミョウバンも再結晶の実験をしました。
右の写真はろ過をした後,取り出したミョウバンの結晶です。その後,ろ液にはミョウバンは含まれているのかどうか考えました。個人で考えた後,班で意見交換をしました。子どもたちは溶解度曲線を使って説明をしていました。
左の写真は全クラスのろ液と結晶を蒸発皿に入れて,水を蒸発させたものです。きれいな形で固体が現れました。この後,木槌でくだいてビンに入れました。
来年,再利用したいと考えています。
塩化ナトリウムの再結晶に引き続き,硝酸カリウムの再結晶の実験を行いました。
左の写真は硝酸カリウムの飽和水溶液を冷やしたものです。右の写真はスライドガラスの上で少しずつ結晶ができていく様子を顕微鏡で見たものです。このスライドガラスを使った実験は,少し加熱したスライドガラスをタイミングよく顕微鏡のステージにのせて,結晶化している部分を探すことが,難しいです。
この授業は教育実習の先生が行いました。放課後に何度も何度も失敗を繰り返しながら練習をして,本番の授業に臨みました。その結果,本番の授業では子どもたちに見せることができました。生徒からは現象を見て,驚きの声が上がっていました。
1年生は現在,溶解度や再結晶について学習しています。
今回は2つの方法で塩化ナトリウムの再結晶の実験を行いました。
1つ目は塩化ナトリウムの飽和水溶液をスライドガラスにガラス棒で1滴,滴下したものをガスバーナーで加熱して水を蒸発させました。
2つ目は塩化ナトリウムの飽和水溶液を常温で時間をかけて蒸発させたときのものです。写真はそのときの結晶です。その後,それぞれの結晶の違いについて詳しく観察しました。
胃液に含まれる消化酵素(ペプシン)によってタンパク質が
分解される様子を観察しました。
濃度0.5%のうすい塩酸にペプシンを加えて胃液のモデルをつくり,
かつおぶしを3~4切れずつ入れた試験管内に,先ほどの胃液の
モデルを入れたものと,同じ濃度の塩酸だけを入れたものをそれぞれ準備し,
40℃前後のお湯にしばらく浸けて様子を見ました。
しばらく後に内容物の様子を観察すると,塩酸だけを加えた試験管内の
かつおぶし(写真左)はほとんど変化が見られなかったのに対し,胃液モデル内の
かつおぶし(写真右)は形を留めない程に細かくぼろぼろに崩れてしまいました。
1年生は無脊椎動物の中の軟体動物について学習しています。生きたアサリを指で開くと中から,小さなカニが出てきました。このカニはアサリと共生している,カクレガニ,またはピンノテレスです。通称ピンノと言うそうです。運よく生きたピンノを発見することができた班の生徒たちは大変,驚いていました。
1年生は脊椎動物について学習しています。この日は両生類のアカハライモリを観察しました。
1年生はシダ植物について学習しています。この日はシダ植物の胞子のうと胞子を顕微鏡を使って観察しました。ピッチングという現象は見ることができませんでしたが,顕微鏡を正しく使って,観察することができていました。
1年生は顕微鏡の操作について学習しています。低倍率から高倍率にすると,視野が狭くなり,暗くなります。操作に慣れるまでは,ピントを合わせることに難しさを感じると思います。また操作を間違うと,カバーガラスを割ってしまうこともあります。そこで,スライドガラスの上に左の写真のようなスーパーの広告を商品ごとに切ってラミネートしたものをのせて観察しました。この方法で操作の練習をするとカバーガラスを割る心配もありません。倍率を上げると右の写真のように見えました。普段よく目にしいている印刷物がこのような点の集合で,できていることに,驚きの声があがっていました。
1年生は現在,観察をするための器具について学習しています。双眼実体顕微鏡と顕微鏡の操作に慣れるために,最初はプラスチックの定規を観察しました。さて,写真の右と左ではどちらが双眼実体顕微鏡で見たものでしょうか。このように器具によって見え方が違うことや,プレパラートの動かし方も違うことを学習しました。
水の分解について考える学習をしました。
フラスコ内の水を加熱し,銅製の管から出てきた水蒸気を,さらに加熱することでどのようなことが起こるかを確認する実験をしました。
管の出口にマッチの先端を近付けると,マッチに火が点きました。これまでの授業で,「炭酸水素ナトリウム」や「酸化銀」といった物質を加熱して分解することができましたが,果たして「水」もそれらの物質と同様に分解することができたのでしょうか?
発泡スチロール球に小さな釘をさしたものと釣りで使うおもりを使って,簡単な天秤を作りました。このとき2つの物体の質量を同じにして,つり合うように調整しました。
この後,写真のような密閉することができるプラスチック容器に天秤を入れ,容器内の空気を抜いていくと,どうなると思いますか?
① 発泡スチロール球が下がる。
② つりのおもりが下がる。
③ 変化しない。
この後,実験結果を確認し,なぜそのような現象が起こるのか考えました。
実は中学校1年生で学習した内容を関連させて考えてみると,解決できます。この日も,一生懸命に考える生徒の姿が印象的でした。
おもちゃのレールを8本つなげて円をつくり,円の内側に鉄球を入れて転がすと,鉄球はしばらくの間,円運動を繰り返します。この後,写真のようにレールを1本だけ外すして,同じように鉄球を転がすと,最後に鉄球はどのような動きをするのか予想しました。
さて,鉄球はどのような動きをすると思いますか?次の3つから選択してください。
① 円に戻る。
② 直進する。
③ 外に出る。
授業では予想とその理由を考え,全体で各班の考えを発表した後,実際に実験を行い,結果を考察しました。
アルミホイルを細く切ったものをフィラメントにして発光させる実験を行いました。
かなり細く切らないと発光しないため,生徒たちは苦労していましたが,時間が経つにつれ成功する班が増えました。中には130秒間近く発光させることができた班もありました。
その後,なぜ細く切ったアルミが発光するのかという理由について考察する活動を行いました。生徒たちは「電子」や「アルミニウム原子」といった,過去の学習内容を上手く関連付けて,アルミのフィラメントが発光する理由について考察を進めていました。
前回の塩化アンモニウムの結晶を観察したときと同じ方法で,硝酸カリウムの結晶の観察を行いました。
「テストでよく見る硝酸カリウムの図以上の感動がある」と言っていた生徒の発言が印象的でした。
この結晶も目の前で結晶が成長するので,意欲的に観察をすることができていました。
3年生は現在,中学校で学習した内容を復習しています。この日は,中学校1年生のときに時間の関係で観察することができなかった,塩化アンモニウムの再結晶の様子を顕微鏡で見ました。この実験は顕微鏡の操作,ガスバーナーの使い方,溶液の加熱の仕方等,多くの技能が求められます。
さすが,3年生!とても上手に実験を行っていました。塩化アンモニウムの結晶が,目の前で少しずつ成長していく様子を観察して,多くの生徒から歓声があがっていました。
結晶の形も写真のようにとても神秘的でした。
左の写真のようにお茶のパックに校庭の土を入れ,簡易ベールマン装置を作り,土壌生物の抽出実験を行いました。すると,センチュウやヒメミミズ,ワムシ等を観察することができました。抽出液から土壌生物を真剣に探す生徒の姿がとても印象的でした。
湯の入ったビーカーに,にぼしを5~6分程度入れて,やわらかくしてから,ピンセットと柄つき針を使って,にぼしを解剖しました。その後,胃を取り出し,胃の中の内容物を顕微鏡で観察しました。すると写真のようにこの魚は様々な微生物を食べていたことが分かりました。
今回の観察をとおして,食物連鎖について考えたり,環境を汚染する有害物質の生物濃縮について考えたりすることができました。
磁界の中で電流に力(ローレンツ力)が加わる現象を,小さなコイルを用いたブランコを使って確認する実験を行いました。
スタンドから20回巻き程度のコイルをブランコのようにぶらさげ,輪の中にU字磁石の一端を通し,コイルに電流を流すとコイルが大きく動き始めました。
生徒たちは磁界や電流の向きを変えてコイルの動く向きが変わることを確認したりしました。また,コイルがうまく揺れ続けるように,コイルの形やぶら下げ方を調整したりする様子も見受けられました。
ポップコーンをつくりました!というと調理実習っぽいのですが,このポップコーンができる原理が,ドーム状の火山の水蒸気爆発と同じであるということを学習しました。
水が水蒸気になるとき,体積が約1700倍になります。溶岩ドームの中に含まれている水分が,加熱されて水蒸気になることで体積が大きくなり,このことが原因で爆発を起こすと考えられています。
地面に棒を立てたとき,太陽の動きとともに棒の影はどのように変化していくのか考える授業を行いました。また,春分・秋分の日,夏至,冬至の日では影はどのように変化するのか考えました。このことを調べるためにミニ地球儀とネジ(棒の代わり),光源装置を使ってモデル実験を行いました。結果は写真のようになりました。実験結果から赤,青,黒のマーカーの線がそれぞれ,どの日になるのか理解できたようです。
1月21日(木)に科学の甲子園ジュニア エキシビジョン大会筆記競技本選が開催されました。本校からは2年生12人(1チーム6人×2チーム)が参加しました。
16:00にパスワードが解除され,PCで問題を閲覧し,答案を解答用紙に記入する形式で筆記競技に取り組みました。チームごとに6分野(物理,化学,生物,地学,数学,情報)から出題された問題を60分間で解き,解答は大会事務局に郵送しました。
結果発表・表彰は3月5日(金)の予定です。
火山の学習で,マグマと火山にはどのような関係があるのかを学習しました。マグマの粘り気によって,火山の形や噴火の様子が違ってきます。小麦粉に水や墨汁を少量を加えたものをマグマにみたて,実際に噴火させるとどのような形になるのかを確認しました。水を多く加えたものは写真右(盾状火山)のようになり,少ししか加えなかったものは写真左(溶岩ドーム)のようになりました。
第2学年の「電気」の学習で,回路の合成抵抗の公式を導き出す活動を行いました。
事前の実験において,抵抗を直列つなぎにした場合の合成抵抗が,それぞれの抵抗値の和に等しくなっていることなどを確認しました。
本時では,回路を流れる電流や加わる電圧の規則性,オームの法則などの既習の知識を活用して,それらの関係が成り立つことを確認しました。
それぞれの班ごとに協力し合って,直列つなぎの場合と並列つなぎの場合についての公式を導き出すことができました。
写真のようにケーブルカバーを使って,傾斜が急な斜面(奥)とゆるやかな斜面(手前)をつくりました。30cmの高さから鉄球を転がし,水平面においた木片に衝突させます。このときどちらの斜面の方が木片を遠くに飛ばすことができるでしょうか?
実験結果と力学的エネルギー保存の法則を活用して,仮説を立てました。
果たして本当はどうなるのでしょうか?
おもりの質量600g,動滑車の質量100gです。このとき,ばねばかりを使って下向きに引くとき,ばねばかりの値はいくらになるか考えました。これまで学習した知識を活用して,班員と相談しながら考える様子が印象的でした。果たして何Nになるでしょうか。
赤ワイン(混合物)を加熱し,加熱時間と温度の関係を調べました。
水とエタノールの沸点のちがいを利用し,エタノールを取り出しました。取り出した物質がエタノールであることを,蒸発皿に移して火をつけて確認しました。
ミョウバン,硝酸カリウムを水にとかして加熱し飽和水溶液をつくります。この飽和水溶液を冷やして再結晶させ,純度の高いミョウバン,硝酸カリウムの結晶を取り出しました。ミョウバンの正八面体の結晶は見ることができませんでしたが,きれいな硝酸カリウムの結晶を見ることができました。
糸にうすい塩酸をしみ込ませたものを使って,イオンの移動の実験を行いました。
電解質の水溶液として塩化ナトリウム水溶液,トタンのバケツと備長炭を使って電池をつくりました。身近なものを使って電池をつくることができることに,生徒からは驚きの声があがっていました。
電解質水溶液とさまざまな金属を組み合わせて,電池をつくる実験を行いました。また、次の授業では備長炭を使って電池をつくる授業を行いました。
手羽先を使って,筋肉や関節のつくりやはたらきについて観察しました。
はじめに,キッチンばさみを使って皮を取り除きます。その後,筋肉が関節をまたいで骨についている様子を観察しました。最後に,関節を動かして筋肉の弛緩と収縮を確認しました。
本授業は本校教員の指導の下,教育実習生が行いました。
皮膚の身体の部位ごとの2点弁別閾を測定する実験を行いました。
2点弁別閾とは,機械的な刺激を同時に2カ所与えた際に「2カ所に刺激が与えられている」と認識できる最小の間隔のことを言います。
この実験では,ノギスを用いて身体の様々な部位にノギスの先端を押し当て,押し当てられている部分が2点に感じなくなるまで間隔を変えながら同じ操作を行って,2点弁別閾を測定しました。
手の平などでは1cmを下回っても2点を区別することができたのに対し,背中では5cm近く間隔が開いていても1点にしか感じないなど,部位によって2点弁別閾に大きな違いが見られました。
その後,なぜ部位によって2点弁別閾に違いが見られたのかの理由を班で話し合い,考えました。
胃液に含まれる消化酵素ペプシンによってタンパク質が
分解される様子を観察しました。
うすい塩酸にペプシンを加えて胃液のモデルをつくり,
かつおぶしを3~4切れずつ入れた試験管内に,先ほどの胃液の
モデルを入れたものと,水だけを入れたものをそれぞれ等量入れ,
40℃前後のお湯にしばらく浸けて様子を見ました。
しばらく後に内容物の様子を観察すると,水だけ入れた試験管内の
かつおぶしはほとんど変化が見られなかったのに対し,胃液モデル内の
かつおぶしは形を留めない程に細かくぼろぼろに崩れてしまいました。
前回の授業では,銅とマグネシウムを接触させると,銅側から気体が発生した理由について,個人で考えました。
本時は班で意見交換をし,各班ごとの仮説を発表しました。
写真のように,さまざまな意見が出されました。
多くの班の仮説は,電子がマグネシウム側から目玉クリップを通って銅側に移動したのではないかというものでした。そこで,そのことを確かめる実験方法を考えることにしました。
生徒からは,目玉クリップを外して検流計や電子オルゴールをつないで,調べてみる方法が挙げられました。
今回は電子オルゴールを使って実験をしました。
すると電子オルゴールから「ハッピーバースデー」が元気よく聞こえてきました。
この装置こそが「電池」であるという説明をし,授業を終えました。
前回の授業では,マグネシウムと塩酸の反応で水素が発生する理由について考えました。
今回は塩酸の入ったビーカーに,銅板(写真左)を入れてみました。マグネシウムのように,気体が発生しません。同じ金属でも,気体が発生しないものもあることが分かりました。
しかし,マグネシウムと銅を目玉クリップで挟んだ状態(写真右)にして,塩酸の入ったビーカーに入れると銅から気体が発生しました。
なぜ,接触させると気体が発生したのか。このことについて考えました。
1年生のときに,塩酸とマグネシウムを使って水素を発生させる実験を行いました。写真を見るとマグネシウムからたくさんの気泡が出ています。
では,この水素は本当にマグネシウムから出たきたのでしょうか?それとも…
この疑問から,なぜ水素が発生したのかについて個人で考え,班で仮説をお互いに説明する活動を行いました。
塩化ナトリウム水溶液は電流が流れます。
写真のように固体の塩化ナトリウムは電流が流れません。
では,塩化ナトリウムを加熱して液体の塩化ナトリウムにしたとき,電流は流れるでしょうか?
このことを予想し,実験を行いました。
予想外の結果に,驚く生徒の様子が印象的でした。
この後,固体と液体の状態では何が違うのか,全員で考えました。
メスやピンセットを使ってアサリを解剖し,体のつくりについて観察しました。そして脊椎動物との共通点や相違点について発表しました。見た目が全く違うので,相違点がたくさんあることは予想できましたが,共通点もあることを学習しました。
また,生きている生物を使って行う解剖の意義についても考えました。
はじめに砂糖,食塩,かたくり粉の特徴を学習し,表にまとめました。その後,試験管に入った3種類の白っぽい粉を用意し,見た目や指触りである程度見通しをもちました。最後にガスバーナーを使って加熱し,白っぽい粉が何であるかを特定しました。マッチ,ガスバーナーともに適切に使い,協力して実験することとができました。
水道水を含め,17種類の水溶液に電流が流れるかどうか調べる実験を行いました。短い時間で協力して、手際よく実験を行う姿が印象的でした。この後、イオンについて本格的に学習を進めていきます。
マッチに火をつける練習をした後,ガスバーナーに火をつけました。はじめはドキドキしながらでしたが,無事全員できました。正しく使いさえすれば,とても便利な器具です。
前回の授業で根の細胞の細胞分裂を観察しました。この授業では,茎頂(茎の先端部分)の細胞分裂を観察しました。根の細胞と違って,葉緑体も確認することができました。
発根したネギの根の成長点を柄付き針でカットし,顕微鏡で観察しました。うまく根をカットすると,細胞分裂をしている様子を観察することができました。この授業では,多くの生徒が細胞分裂をしている細胞を観察することができていました。
米のとぎ汁や緑茶でふやしたゾウリムシを顕微鏡で観察しました。1年生のときに観察したミジンコは肉眼で見ることができたので比較的,簡単でしたが,ゾウリムシはとても小さいので,かなり苦労していました。また大きなゾウリムシの動きがとても速いことに驚きの声が上がっていました。
抵抗の値が違う3種類のヒーターをそれぞれ100gの水の中に入れ,6.0Vの電圧を加えて1分ごとに水温を調べる実験を行いました。その後,グラフを作成し気づいたことを共有しました。
みなさん,自主的な家庭学習を計画的に進めることができていますか?
徳島県立総合教育センター(徳島県教育委員会)が家庭学習応援動画として~とくしま まなびのサポート~という動画をアップしていますので紹介します。
理科だけでなく様々な校種の様々な教科がありますので,ぜひ視聴してみてください。
https://www.tokushima-ec.ed.jp/教職員支援・学校支援/とくしま まなびのサポート /
文部科学省より紹介のありました学校臨時休業期間における学習支援サイト「子どもの学び応援サイト」をリンクさせました。活用してください。
https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/mext_00459.html#rika
鳴門教育大学の細川威典先生を講師としてお迎えして,天体の学習をしました。細川先生の作成したビニール製天体ドームに空気を入れてふくらませ,そのなかに入って説明を受けました。これは,教科書に出てくる透明半球の観測者に,実際に自分がなれることを体験できます。太陽の1日の動きや季節による太陽の高さのちがいなどを学習しました。また,今年は12月26日の15:30頃に部分日食が起こります。その説明もしていただきました。
12月6日(金)~8日(日)に,第7回科学の甲子園ジュニア全国大会が茨城県つくば市で開催されました。本校からは2年生3名の生徒が徳島県代表として参加し,筆記競技と実技競技①に取り組みました。実技競技①ではさまざまな実験を行い,結果を考察し,難しい地学の課題に取り組みました。3名で協力して課題に取り組む姿が印象的でした。その結果,第1位になることができました。応援ありがとうございました。
霧(きり)、靄(もや)、霞(かすみ)の違いとは?からこの学習は始まりました。どれも似ているようなイメージがあります。その中で、霧を発生させる条件について考えたあと、実際に霧をつくってみました。きれいにつくった班の霧を紹介します。
軟体動物のからだのつくりを学ぶ授業でアサリの解剖を行いました。はじめに入水管と出水管を確認した後、殻を開いて外套膜とえらの観察をしました。普段からよく口にしているアサリですが、改めて観察してみると多くの発見がありました。
8月24日(土)に徳島県立総合教育センターにおいて科学の甲子園ジュニア徳島県大会が行われました。本校からは4チームが参加しました。午前中は筆記競技,午後からは実技競技にチャレンジしました。その結果,本校の2年生チームが優勝し,12月の全国大会に出場することになりました。
7月31日(水)に本校グラウンドと天体ドームで,鳴門教育大学の細川威典先生を講師にお迎えして「星空観察教室」を開催しました。
グランドに設置したスクリーンとプロジェクターを使って細川先生から惑星や星座についての説明を聞いた後,全員を3班に分けて,グランドに設置した反射望遠鏡で木星,屈折望遠鏡でアルビレオ,屋上の天体ドームで土星を観察しました。
児童・生徒からは「初めて望遠鏡で星を見た。思った以上にくっきり見えた。」「目には見えない星が望遠鏡を通すと見えるのが感動した。」「今まで以上に宇宙について興味をもてた。」という感想がありました。
また,保護者の方からも「説明がわかりやすく,小中学校で教えてもらったことを思い出した。」「家では見ることのできない望遠鏡で天体を見ることができて,とても勉強になった。」という感想が寄せられました。
参加してくださった皆様には,とても満足して帰っていただけたと感じています。
カツオの刺身(左側の写真)の細胞は生きているのか?という問いから授業を始めました。生きている,死んでいる等それぞれ予想しました。そして,その予想をたしかめるための実験(理科室で行える範囲の実験)を個人で考えた後,班で考えを共有しました。
生きているとは,どのような状態なのか,真剣に考えている姿が見られました。右側の写真に,ある操作を加えると細胞が生きているのか,死んでいるのかたしかめることができました。
果たして,その操作とは…
酸化銀をブドウ糖を使って,還元すると写真のようなきれいな試験管になりました。はじめは黒い溶液だったものが,試験管を振ることできれいな銀色の試験管になったので驚きの声が上がっていました。
2年生では「還元」について学習をしています。酸化鉄とアルミニウムを反応させて,鉄を得ることができる「テルミット反応」を演示実験で行いました。激しい反応ですが,安全に実験を行いました。左の写真のように,できた鉄が,燃えながら水の入ったビーカーに落ちていく様子が確認できました。また,右の写真は反応前の酸化鉄(赤茶色)と反応後の鉄(黒)です。磁石によくつく鉄を得ることができました。
マグネシウムの炎はどうなるのか予想した後,実験を行いました。すると音を立てながらマグネシウムは燃え続けました。反応終了後,集気瓶を観察してみると,白い物質と黒い物質が付着していました。このことを手がかりに,なぜマグネシウムは燃え続けたのか,考えました。
2年生の授業実践を紹介します。緑色の液体は水を食紅で着色したものです。ロウソクに火をつけ,上から集気瓶をかぶせると,どのような変化が起こるのか,①炎について,②水について予想し,実験を行いました。すると集気瓶をかぶせた瞬間から水は吸い上げられ,やがて,ロウソクの火は消えました。このとき,なぜ水が吸い上げられたのか,理由を個人で考えた後,全体で共有しました。
第3学年の生物のふえ方の内容で,無性生殖を学習しました。その中で,ジャガイモの「いも」の部分は「茎」であることを学習しました。このことは,時間が経つとジャガイモから「芽が出る」ことで確認することができます。ジャガイモの芽には有毒な成分が含まれているため,芽が出ないようにジャガイモに放射線をあてて処理をしているものがあります。
放射線にはモノを通り抜ける特徴(透過力)などがあることが有名ですが,目には見えません。本来なら目に見えない放射線を見えるようにした装置が「霧箱」です。今回は霧箱を使って放射線(α線)を観察しました。
第1学年の地震の学習で,P波が先で,遅れてS波が来ることを確認するために,釣りで使うおもりと竹ひごを使って,装置を作りました。発砲スチロールのお椀を家に見立てて,どのように揺れが伝わるのかを観察しました。最初は縦に揺れていた家がしばらく経つと横に揺れることを確認することができました。
1年生の火山の学習でマグマの粘り気によって,できる火山の形が決まることを確認するために,薄力粉に水や墨汁を少量を加えて,模擬マグマを作り,実際に噴火させるとどのような火山の形になるのか実験をしました。水を多く加えた方は,写真の左のようになり,少ししか水を加えなかった方は写真の右のようになりました。
大きさの違うペットボトルの中に水と釣りのおもりを入れて,それぞれ800gにし,ハンガーにつるしたものを用意しました。次に,水中に入れるとどのようになるのか予想し実験を行いました。その後,なぜ,小さいペットボトルの方が沈むのか考えました。
1年生の浮力の発展学習を行いました。大阪城の城壁の巨石(硬く風化に強い花崗岩)が香川県の小豆島や岡山県の犬島から船で運ばれたことを伝え,どのような方法で巨石を船で運んだのか考えることで,浮力に関する素朴概念を科学的概念へ変容させたいと考え授業を行いました。
水とエタノールの混合物を蒸留によって,水とエタノールに分ける実験を行いました。班員の協力がとても大切な実験でしたが,安全に手際よく実験を行うことができました。
1年生の音の学習で,高い音は振動数が大きいことを確認するために,モールと紙コップを使用して,紙の筒から高い声を出しました。すると,モールが紙コップの上で高速回転する様子が見られました。逆に低い声を出すとモールはゆっくり回転しました。笑いながら,音の高低と振動数の関係について学習することができました。
1年生の理科の授業で光の三原色(赤,緑,青)を学習しました。さまざまな色があわさって,白色光になっていることをたしかめるために,レプリカグレーチングシート(回折格子)を使って,LED電球,蛍光灯,太陽を観察しました。シート越しに見た光に驚きの声が上がっていました。
第3多目的室に登場したのは,ビニールシートをつなぎ合わせた巨大透明半球です。太陽や星の動きを投影すると,プラネタリウムになりました。
透明半球を使い太陽の1日の動きを学習した次の時間,巨大透明半球の中に入って太陽や星の動きを観察しました。星座の星も太陽と同じように動いているように見えることや,季節による太陽の南中高度のちがいを確認しました。