正の数・負の数の乗法についての学習をしました。(正の数)×(負の数)や(負の数)×(負の数)などの計算について,それらが成り立つ理由を今まで学習した知識を使って明らかにしました。計算の仕方を覚えて,速く計算することも大切ですが,その理由を明らかにし,様々な知識について,その概念まで深く理解することも大切に授業を行っています。以下に,生徒のみなさんの感想やノートの一部を紹介します。
「友達の意見を聞いていると,みんなそれぞれ考え方が違い,一つの答えを求めるのにも,様々な求め方があるのだと思いました。」,「自分は数直線で考えたけど,○○さんは乗法を加法に直して考えていました。今までに習った正の数・負の数の加法の学びを使っていてすごいと思いました。」,「自分では考えつかなかったことがたくさんでてきて,すごく分かりやすい解説でした。自分の考えは,他の人と比べ分かりにくかったので,次のときは,発表してくれた人のような分かりやすい説明がしたです。」など。
3年生「式の展開と因数分解」において,「速算法」の学習を行いました。ある条件における2けた自然数同士の乗法は,筆算で行うことよりも,しくみを知っていれば速く計算することができます。そのしくみがなぜ成り立つのかということについて,既習内容を関連付けながら考察しました。以下に,生徒のみなさんの感想を一部紹介します。
「文字において正しいかどうかの証明をすることが楽しかったです。」,「結論を導くために式を変形していくのがおもしろかったです。」,「はじめ,私は文字を2種類使って処理をしていましたが,別の考えを聞いて3種類使って処理をした方がやりやすいと思いました。」,「他の速算法も調べてみたいです。」など。
1年生の「文字の式」の発展学習で,カレンダーの数字の秘密について考える授業を行いました。生徒は具体的な数から規則性を見いだし,それが成り立つことを文字を用いて説明しました。学習活動を通して,文字を用いることの有用性を感じるとともに,2年生で学習する「式の計算」の素地にもなったと思います。
教科書会社「啓林館」の臨時休業中の学習支援コンテンツを紹介します。
計画的に自主的な家庭学習を進めることができているでしょうか。復習だけでなく,これから学習する内容についての予習に取り組みたいときの参考に使ってみてください。
12月13日に本校において、新教育課程に係る授業検証・改善研究協議会が開催されました。
国立教育政策研究所の水谷尚人教科調査官、帝京大学教授清水静海先生をはじめ、多数の先生方をお招きし、「統合・発展」をテーマにした授業を本校島尾と東京学芸大学附属世田谷中学校の鈴木誠先生が授業を実践しました。
5月31日に第63回中学校教育研究発表会において、累積度数・累積相対度数の必要性と意味を理解することを目標とした授業を実践させていただきました。
たくさんの先生方にご参加いただき、貴重なご意見・ご指導をいただくことができました。それらを今後の生かし、研究を進めていきたいと思います。
ご参会の皆様、誠にありがとうございました。
今年度の本校の研究理論に則って、第1学年「資料の活用」の単元で、数学的な見方・考え方を働かせた深い学びの実現を目指した授業実践を行いました。
単に知識を一方的に教えるのではなく、問題解決の過程で、かけ離れた値がある場合の平均値の扱い、中央値の必要性と意味などに気付くことができました。