校長室から

♪ とび色のひとみに 誘惑のかげり 金木犀の咲く道を… ♪ 2019年10月27日





    10月23日より,本校は令和元年度の後期が始まりました。始業式では,「前期終業式をした10月11日から今日までの12日間に,1年生は宿泊活動(写真上から2枚)2年生は修学旅行(写真下2枚)を経験し,協力,思いやり,周りへの気配りの大切さを実感したことでしょう。そして,活動を支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れないようにして欲しいです。3年生は,自分の進路についてじっくり考えることができる秋休みだったでしょうか。それぞれの思いを胸に,将来,令和の始まりの年として振り返る機会が多いと思われる令和元年度の後期を一日一日,充実した日々になるようにしっかりと学校生活を送ってください。ワールドカップラグビーで,日本チームが我々に届けてくれた感動,すなわち,最後まであきらめない姿勢,これは本校にとっても4月から,ずっとキーワードにしている取組です。皆さんもそれを大切に努力を続けましょう。そして,あの12日前の前期終業式の翌日,台風19号が東日本各地に甚大な被害を及ぼしました。今,この瞬間も被災した方々やボランティアの皆さんが,懸命に復旧活動をしていることを忘れないでください。本校も生徒会と相談して,私たちにできることに取り組んでいこうと思います。」というような話をしました。ところで,本校の宿泊活動や修学旅行は,子どもたちが主体的に考えて活動できる場面を多数取り入れています。宿泊活動は,今では県内の中学校では実施しているところが大変少なくなりましたが,本校では,片道6時間以上かけて,島根県の三瓶山青少年交流の家へ出向き,様々な活動をしています。徳島県内の小学校は,全て牟岐(県南部)の少年自然の家で宿泊活動を実施しているので,海での活動ではなく,山を中心とした大自然の中で活動ができる所を,ということで,登山ができるこの地へ行くようになって,10年以上になります。登山,野外炊飯,ファイヤーストーム,クラスごとに練習を積んだスタンツの披露,最終日は広島へ移動し,語り部さんの話を聞いたり,平和公園での集会など平和学習をして,今年も2泊3日の日程を終え,夜8時過ぎに学校へ帰ってきました。修学旅行においても「修学」に重きを置いた本校の修学旅行は,全国でもまだ実施している学校が珍しかったと思われる,戦後の復興がまだ十分でなかった時代の昭和25年から始まっています。(当時の行き先は別府,阿蘇方面)その当時から,事前に何を学んでくるかグループごとに事前研修をし,帰ってきてからも修学旅行で調べたことについて発表会をしていたようで,その時の様子は本校の校誌「そだち」に詳細な記録が当時の生徒の感想と共に残っています。そのような伝統をしっかりと受け継いで,今年も企業や省庁,病院や公共施設,報道機関などを4人~5人のグループで訪問し(班別自主研修),事前研究で考えていた質問もさせてもらって,学習を深めてきました。また,東京湾内を船上クルーズをして,来年の東京オリンピックの会場となる施設や豊洲市場を海上から見て回り,船内ではパラリンピックのメダリストを招いて,講話を聞きました。また,東京大学では,テレビでも拝見する有名な先生の授業を受けるのが毎年の恒例となっており,興味深い講義内容に生徒も引き込まれていました。夜は観劇もして,歌舞伎,落語,ミュージカルなどいくつかのコースから興味のあるものを各自が選択し,鑑賞してきました。ちなみに,○○ランドとかのアミューズメントパークで過ごす時間は本校の修学旅行のコースには入っておらず,都心の同じホテルで3連泊し,3泊4日の多岐にわたる日程をこなします。今年の修学旅行の班別自主研修の発表会は,11月3日のオープンスクールで行うことになっています。
  朝,いつものように,校門前に立って子どもたちや出勤中の皆さんに挨拶をしていると,どこからともなく金木犀の香りが漂ってきました。田舎育ちの私は,小さいころから,この香りがすると「秋」の到来を感じていました。「柿の木に登って柿をもがなくては」とか,「栗を拾いに山に行こう」などということが金木犀の香りをかぐと,すぐに脳裏に浮かんでいた頃から,もう半世紀がたとうとしています。そこで,表題の曲です。「金木犀」といえば,これが私には一番ピンときます。1978年リリースでアリスの堀内孝雄がソロで歌って大ヒットしました。(サビの部分しか知らん!という人も多いかも知れませんが) 私はこの年,母校の脇町高校(県西部)の体育祭で,我が1年5組が懸命にこの曲で応援合戦をしたのを金木犀の香りをかぐ度に毎年思い出し,この曲を口ずさんでしまうのです。余談ですが(このコーナーそのものが余談だろ! という声もありますが…),私の息子が小さいころ,ポケモンに熱中していて,テレビを見ながら「ピかチュー,いけー,10万ボルトだぁ」などど言った時,思わず「ナニ?10万ボルト?君のひとみは1万ボルトだろ!」って言ってその場をシラケさせたことも覚えています……。



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