校長室から

♪ 三人(学年)そろって 春ラ!ラ!ラ!~ ♪ 2019年4月5日





   校のシンボルツリーとなっている中庭の桜が満開を迎えました。(平成31年4月5日現在) 毎年、多少前後しますが、ほぼ入学式前に満開を迎え、全校生がそろって新年度の学校生活をスタートさせる頃には散り終わり、その後新緑の葉に包まれて、夏を経て、秋が近づくころには褐色へとすべての葉が色づき始めます。そして、冬を迎え中庭掃除の子供たちが、掃いても掃いても落ち葉が降ってきて、やがて一枚も葉が無くなり、そして冬の寒さをしのぎ、硬かった蕾がちらほらと、ほころび始めたのが、2週間前でした。この桜は卒業記念樹として中庭に植えられたのが、平成元年だそうで(写真最上段)、それから30回、この流れをまさに平成の時代を通して繰り返し、今に至っているわけです。それにしても、何故か今年はこの見慣れた桜(私は通算13回目)も、単に「きれい」で「りっぱ」という表現だけでなく、何か特別な雰囲気を醸し出しているように思えたのは気のせいだけでは無いように思います。その答えは、「新しい元号が発表されて5日、これからの令和の世を想像したときにこの桜の木が何かを語りかけているように思ったから」と即座に思ったのですが、それよりも「平成という時代が幕を降ろそうとしている今、しっかりとこの中庭に平成の時代と共に根付いて30年になるこの桜に、平成という時代がどのように映ったのだろう」と無意識のうちに問いかけているからかな、と思いました。
  そんな気持ちで中庭の満開の桜を愛でている私、大泉 計(オオイズミ ケイ)は昨年に引き続き、歴史と伝統に輝く、この鳴門教育大学附属中学校で今年度も校長として勤務させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。教諭、教頭として勤務した11年間と併せて13年目の勤務(途中4年間、徳島市内の中学校、徳島市教委で勤務)となりました。桜のライトアップは、10年ほど前に私が教頭をさせていただいていた頃にしていたのですが、また復活させてみました。当時、校門前を散歩をしていた御近所の年配の御夫妻が「あまりに美しかったから」と見学に立ち寄ってくれたのを思い出しますが、その頃よりも一回り以上、大きくなったと思います。
  その本校もいよいよ春休みを終え、進級した2年生、3年生が登校してきて、翌日には平成最後の入学式を行い、133名の新入生を迎え、新年度がスタートします。そこで、上記タイトルです。昨年度この「校長室から」を御覧いただいた皆様にはお判りの様に、校長の懐古趣味のような(本人はそうでは無く、歌詞がもたらす意味を季節になぞらえて、御家庭で親御様の小さいころの世相を思い出しながら、団欒が盛り上がるネタにしていただきたいと願って駄文を綴っているのですが・・)昭和の歌が毎回のように話題に上がっていますが、今年度も続けさせていただきます。(長文が珍しいからか、昨年のこのコーナーのレビュー数が随分上昇しており、一人喜んでおります)つい先日も、校長室を訪れてくださった旧知の先輩が、「先生の書いている、あの校長室からの内容、おもっしょい(おもしろい)なぁ。最近段々と物忘れがひどくなるけど、懐かしい歌のフレーズ聞いたら、一瞬で当時のことがどんどん思い出されるんよなぁ」と言ってくださいました。こういう話をしていただくと、つい調子に乗ってしまいます。今回は私が高校2年生の時のヒット曲ですので、保護者の皆様は、小学校へあがる前後かと思います。かつて同僚だった女性校長からは「保護者の年代とかけ離れた昭和の懐メロばかり引用せられん(するな)って言よーだろ!(言ってるだろ!)」と叱られそうですがご勘弁を。(学年)というのは、私が追加したものです。この陽気なアップテンポの曲が春爛漫の中、脳裏をよぎり、まさに1年生から3年生まで、3人ではなく、3学年そろって「♪春ラ!ラ!ラ!~♪」という思いです。決して浮かれているだけでなく、早く子供たちに出会って本校の教職員とともに1年をスタートさせたいという思いの表れだと思っていただければ幸いです。
  この「♪春と言う字は三人の日と書きます♪」で始まる歌詞の中身については全くもって理解し難いものですが、この歌が結果的に、石野真子さん(保護者の皆様も名前くらいは知っていますよね?)の最大のヒット曲となりました。最後に生徒も知っている「桜(コブクロ)」のフレーズで締めくくります。
 「♪花びらの数と同じだけ 生きていく強さを感じる 嵐吹く風に打たれても やまない雨は無いはずと♪」楽しい事だけでなく、辛いことも、苦しいこともいろいろあるのが人生です。その一つ一つを積み重ねる中で、それらを自分の肥やしにして、これから始まる新しい年号の元で、その時代をリードする人材に成長していってもらいたいです。そして、周りの者への気配りを忘れない、温もりのある学校生活が本校で日々送れるように、本校の教職員一同、全力で子供たちを支援させていただく強い決意のもと、頑張って参りますので、平成31年から令和元年にかけての本年度、どうかよろしくお願いいたします。



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