校長室から

どんなときも 2018年10月15日





  平成30年度の後期がスタートしました。約10日間の秋休み中には,1年生は宿泊活動,2年生は修学旅行がありました。宿泊活動は,近年では実施する中学校が県内でも少なくなってきている中,本校は伝統的に2泊3日の日程で実施しております。かつては,室戸の自然の家に行っていた時期もあるのですが,ここのところ10年以上,島根県の「国立三瓶(さんべ)青少年交流の家」で実施しています。ここは,バスで本校から昼食時間を入れて,7時間もかかります。大変長い道のりですが,その苦労を差し引いても値打ちのある場所です。魅力はなんといっても大自然に囲まれた環境と,すばらしい施設,そして三瓶山への登山です。苦しい登山を成し遂げた後の,達成感や充実感を経て,一段と友情も団結力も高まっているようです。そして,修学旅行です。最近文科省から「修学旅行の『修学』はできていますか」というような問いかけがあるのですが,本校では,修学旅行が始まったのが,何と戦後間もない昭和25年で,その2年後の昭和27年には,修学旅行の研究成果を記録に残すために,年間2回発行していた校誌に「旅行特集号」という号を増やして年間3回発行とし,現在まで続いています。当時の校誌を見ると,旅行先(阿蘇,別府方面)の産業や,方言,住居の特徴や土産物の種類など,班ごとに数十種類のテーマをきめ,事前研修,現地での聞き取り,そして事後の発表会と,その内容の充実ぶりに驚きます。これらを調べ,発表した当時の生徒は,現在80歳です。そこで,今年の旅行はと言うと,政治,文化,教育,医療,通信,防災など10のジャンル別に40ほどの班に別れ,それぞれの訪問先である,文科省や厚労省,総合病院や大学,放送局や様々な企業(本校の卒業生が経営する有名なチームラボなど)へ出向き,インタビュー,見学などをして,その結果をまとめ,11月3日(土)のオープンスクールで班ごとに発表をします。今回の旅行では,他に水上バスを借り切って,隅田川クルーズを実施し,建設中のオリンピック施設やできたばかりの豊洲市場を船上から見学し,船の中ではパラリンピックの金メダリストを招いて講話を聞いたりしました。また,東京大学を訪問し,渋滞経済学が専門でテレビにも出演している,西成教授の講義を受講し,その後,東大の学食で昼食を取りました。また,観劇も希望のコースによって,ミュージカルや歌舞伎,落語などに分かれて,堪能したようです。私は今回の修学旅行には同行していないので,11月3日の発表会を楽しみにしています。 

  ここで,タイトルですが,前回の「風立ちぬ 今は秋」は,保護者の皆様の年代からすると,古すぎると,厳しいご指摘が親しい同僚からございましたので,随分新しいものにしました。と言っても,よく聴く機会があるからそう思うだけで,リリースは,1991年,今から27年前になります。1年生は宿泊活動,2年生は修学旅行を体験し,3年生は本格的な受検に向けた勉強を控えて,将来の進路について思いを巡らせるなど,どの学年の生徒も多くのことを学び,考えることのできた秋休みだったことと思います。そんな今だからこそ, 

♪どんなときも どんなときも 迷い探し続ける日々が 答えになることを♪ しっかりと知っていてもらいたいです。  右の一番上の写真は,1年生の宿泊活動での朝のつどいの様子,2番目のは,女三瓶登山(手をつかないと登れない急勾配有り,片道約1時間半),3番目の写真は,昭和27年発行の校誌そだちの「旅行特集号」の表紙,一番下の写真は,今年の修学旅行で隅田川クルーズの船中でパラリンピックのメダリストから講話を聞いている様子です。



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