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本校の使命の一つである教育実習が始まりました。今年も52名の初々しい実習生の皆さんが,9月3日から本校に来てくれています。教員をめざす者にとって教育実習は必須です。今「働き方改革」が喫緊の課題として広く叫ばれていますが,本校にとってこの教育実習に係る各教員の時間的な割合はかなりのものですが,だからといって指導時間を削減しようなどという思いは本校の教員はもっておりません。それは,自分たちがこの教育実習で鍛えられ,学んだ成果が今の自分に結びついていることを実感しているからです。子供たちも実習生の先生方の授業をとても大事にします。いい意味で教育実習に本校の子供たちは慣れていることの良さが出ていると思います。私自身,今までいろいろな大きな研究大会等で授業をさせてもらいましたが,どの授業よりも鮮明に,当時の指導案の復元もすぐできるくらい印象深く覚えているのは,今から34年前の教育実習で最後に行った評価授業です。電波の波長を求める授業で,各班に短波の受信できるラジカセを置き,教室の前から,自分の持っていた周波数オシレータで微弱電波を送信し受信してもらいました。当時高価だったビデオカメラを貸してもらって街中のいろいろなアンテナを撮影し,当時流行っていた,さだまさしさんの「案山子」をBGMに私の考えたナレーションを英語科のAさんに吹き込んでもらい,自作ビデオも作りました。そのテープがβマックスで今では機械がなく,再生できませんが,技術準備室に今も置いてあることに感激しました。その授業も含めて,本当に失敗の連続でした。だからといって,頑張っていなかった訳ではなかったと思います。でも頑張ったつもりでも,うまくいかないことの方が多かったです。そんな事を思い出しながら,教育実習生の皆さんに校長講話で,小田和正さんの「東京の空」を聴いてもらいました。♪頑張っても頑張っても うまくいかない でも気づかないところで誰かがきっと見てる♪ 今年の本校のキャッチフレーズは,「何事にも挑戦し,失敗から学ぶ!」です。是非,皆さんがこの実習を通して体験し,それを生徒に示してもらいたいです。私自身,本当に今の自分があるのは,その原点である失敗ばかりして,指導教官や生徒に迷惑をかけた,当時の教育実習を常に振り返られることができるからだと思っています。そんな思いを皆さんにも将来持ってもらえるような4週間になるよう,私たちは全力で応援します。共に頑張りましょう,と実習生の皆さんに伝えました。私も実習生の先生方のひたむきな取組を通して,多くの発見をして,しっかり学びたいです。写真は,上から教育実習生の皆さんと体育館での対面式,そして教室での対面式です。最後の写真は,わかる人にはわかる香川県の某所です。