校長室から

8月1日NIE全国大会徳島大会における研究授業 2014年7月18日





 21世紀を生きる目の前の子供たちには「何を知っているか」ではなく「何ができるか」が問われているようです。自分の学生時代を思い返してみますと,徹夜して単語や地名などを覚えた経験があり,忘れないうちに早くテスト問題を配ってくれと念じたような気もします。スマートフォンやパソコンに知りたいことを問いかければ様々な情報が簡単に引き出せるようになった現在,こうした学習は重要なのでしょうか。

 現在,電力問題について「太陽光発電や風力発電は環境にやさしいが安定して大きな電力は得られない。原子力発電は安定して大きな電力を得られる上に二酸化炭素も出さないが,核廃棄物処理や事故発生時の処理について決め手となる方策が見あたらない。」といった議論が重ねられており,「これで解決できる」という正解があるわけではありません。経済面,環境面,社会面などから多面的に分析し,根拠に基づいて納得のいく最善解を見いだすことが求められています。このように,これからの社会は,答えが決まっていない複雑な問題をじっくりと思考し,判断し,他者と協働してよりよく解決していく能力が問われています。

 こうしたことから本校では「社会に生きてはたらく思考力・判断力・表現力の育成」を目指した教育活動を展開しており,その一環として,新聞を教材として活用するNIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」)を推進しております。

 新聞は,①情報が今日性を持っており,②複数の情報を一覧でき,③社会・国際・経済など多様な分野を同一紙面内で見渡せ,④過去に遡って情報を得ることのできるというメリットがあります。そこで,本校では総合的な学習の時間を中心に,新聞記事をデータベースとして用い,社会の問題点を見つけ,どう対処すべきかを考えさせてまいりました。

 このたび,添付資料に示すとおり,NIE全国大会徳島大会において,こうした研究成果の一端を3年生全員による「模擬県議会」の授業により公開することとなりました。大会前後に新聞にて取り上げられると思いますので,ごらん頂ければ幸いです。

 

NIEに関するホームページ http://nie.jp/about/

 

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