校長室から

終業式講話「5分前登校の大切さ」 2013年10月2日





いよいよ,今日で平成25年度前期が終わります。
入学式,歓迎音楽会,研究発表会,体育祭,総体,文化祭,教育実習と,振り返ってみますと,すべての学校行事が見事に大成功でしたね。実に思い出深いものとなりました。
これは,今,ここに集まっているみなさん,すなわち附中生1人1人の努力の賜です。音楽会の合唱に,部活動の練習に,文化祭の出し物に,みなさん,ほんとうによくがんばりました。

特に,行事の企画,準備,実施にと大忙しで活躍した生徒会長始め,生徒会役員のみなさんの活躍は,すばらしかったです。また,その効果は行事だけではありません。以前よりも遅刻が少ない,よく挨拶ができるなど,附中全体のモラルアップが図られました。これは,毎朝の挨拶運動や清掃活動に徹底して取り組んだ成果です。この場を借りて,こうした生徒の皆さんの尽力を大いに讃えたいと思います。「ほんとうによくがんばりました。」

さて,後期を迎えるに当たり,本年度の重点目標「伝わる言動,清掃・整理整頓,交通マナーの向上,5分前登校・チャイム着席」のうち,5分前登校について確認したいと思います。
 
  4月始業式で,わたしは5分前登校の意義を「よき社会人・国際人となるために,是非,欠かせないこと。まわりへの心配りである。」とお話ししました。
 

なぜか,具体的にお話しします。
まず,私たち教員は,始業時間寸前になっても登校していないと「事故にあったのかな。体調が悪いのかな。家庭や学校で何か嫌なことがあるのかな。」など心配になるものです。また,ぎりぎりに登校した場合も「早寝・早起きができていないのかな。朝ご飯食べたのかな。」と不安になります。
また,始業時間寸前の登校で先生や同級生に笑顔であいさつできますか。あいさつもせずに通り過ぎれば失礼なことをする人だと思わぬ誤解を招く恐れもありますね。
社会のマナーとしても遅刻する恐れがあるときは事前連絡をいれるのが常識であり,こうした意味でも信用を損ないかねません。
 
二つめは,交通事故の防止です。遅刻するかもしれない時間帯に登校していれば,赤信号にもいらいらするものです。つい,無理な追い越しをしたり,危ない交差点で左右確認をしなかったりということになりませんか。まして,忘れ物を思い出したりすると大慌てします。5分間のゆとりがあれば,登校後に先生に事情を話したり,友だちに借りたりすることも可能でしょう。
 
  三つめは,毎朝の10分間読書を充実させるためです。この時間を有意義にするには,読書時間の前に本を準備し,静かなムードをつくっておくことが大切です。本人はもとより「さあ,読書スタート」というときに,大慌てで飛び込んでこられてはクラスのみんなも集中しにくいものです。
 
遅刻寸前で登校することは,これだけのリスクがあるのです。
逆に,5分前登校で,交差点の一時停止を確実に行うなど交通マナーを向上させれば「マナーのよい生徒だ。さすがは附中生。」というドライバーからの高い評価につながるのです。教室で待つ先生方も心配から解放され,平穏な気持ちで朝の授業を始めることができ,ひいては楽しい授業につながります。
 
遅刻は許されないので罰や注意もあり得ると思いますが,5分前登校ができないからと言って叱られることはありません。逆に言えば申し開きができないのです。ですから本人が気付かないうちに,大切な信頼や信用,評価を落とすことになりかねません。
5分前登校,これは附属中学生としての品格の問題なのです。常にまわりの人のことを考え,行動できる附属中学生としての高い品格,これを大切にした後期の生活にしていきましょう。



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