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9月11日,地震を想定した避難訓練を実施し,その折,次の講話を生徒にいたしました。
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2年半前,3.11東日本大震災がありました。原発の汚染水問題等にみられるように,今も被災地の復興は課題が山積しています。また,この教訓を踏まえ,徳島県では「震災時の死者ゼロ」を目指して取組が進められています。
このような節目の日に避難訓練を行ったのですから,これを機会に,本校における避難訓練の意義をしっかりと考えてみましょう。
私は,その意義を「日々のシミュレーション」と「命の重要性」というふたつからお話しします。私の話をもとにみなさん1人1人が自分なりの考えを持ってください。
今年,本校は,部活動において,ソフトボール:全国大会出場,テニスと剣道:県大会出場,水泳:四国大会出場,吹奏楽部:県コンクール銀賞,技術部:高専ロボコン優勝等,大活躍をいたしました。このようなすばらしい活躍ができたのはなぜでしょうか。それは,普段,繰り返し練習をして試合等に望んだからです。試合等を想定して,日々,真剣に訓練しているから,よい動きや判断ができることを皆さんはよく知っているのです。避難訓練も同じで,震災に備えて日々真剣に訓練しておくことが重要です。
しかし,毎日,避難訓練するわけにはいきません。そこで,私がみなさんにお願いしたいのはシミュレーションです。休み時間,登下校時,自宅にいる時などに「もし,今,震災が起きたらどうするか」ということを,常に考えてみましょう。また,家庭での備蓄用品,家具の転倒防止などの備えもしていきましょう。
次に,命の重要性です。地震はいつ起こるかわからないし,起こった瞬間に,皆さん1人1人がおかれた状況をもとに,適切に判断し,行動しなればなりません。その判断や行動において,重要なことは「命」です。
命が大切だから,早く逃げるのです。
大勢の人が急いでいる時に,誰かが倒れると将棋倒しになり命が守れません。だから,絶対に押してはならないのです。
しゃべっていると,先生の指示や情報が聞こえません。命を守るための重要な情報が伝わらないから,しゃべってはいけないのです。
このように,命を大切にするということが,わかっていれば行動はできるのです。
「命を大切にする」は「人権を大切にする」と言い換えてもよいでしょう。
普段から,自分を大切にすると共に,相手のことを気遣い,思いやりのある行動ができる,すなわち,人権感覚が身についていれば,震災時に改めて「命の重要性」に思いをはせる必要はありません。自然と適切な判断と行動はできるはずです。すなわち,最初に述べた日々の訓練(日々の人権を大切にした言動)がここでも重要といえます。