校長室から

本年度重点目標(始業式の講話から) 2013年4月24日





  2,3年生の皆さん,進級おめでとうございます。
  2年生は明日の入学式で迎える1年生の先輩として,3年生は最上級生として,それぞれに下級生をリードしていってほしいと思います。
  さて,新学期を迎え,皆さんも決意を新たにして,本日を迎えたことと思います。そこで,今後の附属中学校をよりよい学校としていくために,昨年度の課題を踏まえて決定した本年度の重点目標をみなさんにお知らせしますので,日々,達成を目指して取り組んでください。
  それは,一つと3つからなります。一つは伝わる言動です。後の3つは「清掃・整理整頓の徹底」「交通マナーの向上」「5分前登校・チャイム着席」です。
 
  まず,一つ目,一番大切な目標です。それは「伝わる言動」です。
  なぜ,伝わる言動なのか,伝わる言動とは何なのかをお話しします。
 
  去年度,多くの研究授業がありました。その中で,みなさんは素晴らしい発表を多くしていました。また,グループ学習でも,よく考えてまとめたことを話していました。みなさんも自分が「なぜだろう」と疑問に思ったことや「これをみんなに言いたい」と思ったことは印象に残っているのではありませんか。
 
  しかし,友だちが発表した内容で,よく聞こえなかったことや興味が持てなかったことは,覚えていないでしょう。
 
  私が,研究授業を参観する中でも,よい意見を言っているのに,声が小さかったり,早口だったり,うつむいてメモを読むだけだったりしている姿をよく見かけました。
 
  やはり,せっかく発言するのですから,自分の言いたいことを相手にきちんとわかるように伝える努力が必要ですね。また,こうした努力が,よくわかる授業に繋がり,学校生活が楽しくもなりますね。
 
  ここまで説明すれば,伝わる言動の意味がだいぶわかったでしょう。
  伝わる言動とは,自分が伝えたいことを,原稿を棒読みすることなく,はっきりした口調で,要点を押さえて,相手がよくわかるように,実例を挙げたり,かみ砕いたりして伝えることを指します。
 
  例えば,班での話し合いでは,「ここまでで,わからないところはなかったですか?」など,相手がどの程度わかったか確認しながら話すことも必要ですね。
 
 
  伝わる言動は,もう一つの意味があります。
  それは,いじめをなくすために必要なのです。
 
  本校では,悪口や陰口等に悩まされている生徒が5%以上おり,こうしたいじめは絶対に無くさなくてはなりません。
  特に,暴力を振るったり,相手をこまらせて楽しんだりするなど,卑怯で悪質ないじめは,附属中学校の品格をおとしめる許せない行為であり,学校はもとより社会が許さないと考えています。
 
  しかし,本校で把握しているいじめにこのようなものはなく,相手の立場や心情を踏まえられなかったり,そのときの感情を押さえられなかったりして,気持ちのすれ違いが起こり,陰口・悪口となってしまうものであると考えています。
 
  そこで,「伝わる言動」の二つ目の意味は,自分の感情を押さえ,自分が納得できない場合に,その理由を整理し,相手の立場を踏まえ,相手にも理解できるよう伝えるとともに,双方が折り合える妥協点を見出そうとすることです。
 
  今説明したように「伝わる言動」は,2つの意味があります。
  一つは,自分が伝えたいことを,原稿を棒読みしたりせず,はっきりした口調で,要点を押さえて,相手がよくわかるように,実例を挙げたり,かみ砕いたりして伝えることを指します。
 
  もう一つは,自分が納得できない場合に,自分の感情を押さえ,その理由を整理し,相手の立場を踏まえ,相手にも理解できるよう伝えるとともに,双方が折り合える妥協点を見出そうとすることを指します。
 
  みなさん,今年の大切な目標「伝わる言動」を意識して,楽しく,安全・安心な学校生活を築いていきましょう。
 
  後の3つは,「清掃・整理整頓の徹底」「交通マナーの向上」「5分前登校・チャイム着席」です。
 
  この3つは,よき社会人・国際人となるために,是非,欠かせないことだと思います。すなわち,まわりへの心配りなのです。
 
  「遅刻しない」ではなく,5分前登校がよい例なので,これで説明します。
  本校では,朝,10分間の読書から始まります。この時間を有意義にするには,読書時間の前に本を準備し,静かなムードをつくっておくことが大切です。
  ほかにも,5分前登校を目指すことで遅刻の心配がなく,心にゆとりが生まれ,交通安全にもつながります。
 
  遅刻は許されないので罰もあり得ると思いますが,5分前登校ができないからと言って罰はありません。附属中学生としての品格の問題なのです。常にまわりの人のことを考え,行動できる附属中学生としての高い品格,これを大切にしていきましょう。
 



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