12月10日(月)6校時:生徒会本部役員任命式における校長講話から
私の話の柱は,生徒会の役割,旧役員の活躍,新役員への期待の3つです。
まず,生徒会の役割は何でしょうか。
生徒会の会員は,役員はもとより附属中学校の生徒全員ですから,みなさん一人一人が「生徒会の役割」がわかっていないといけませんね。
それは,「望ましい人間関係をつくって協力して問題の解決を図る」ことです。
言葉が難しいので,わかりやすく言い直します。
この学校では,約470名の生徒が在籍しています。みんなが気持ちよく学校生活を送るために,いろいろと手立てを講じないといけないと思いませんか。
470名どころか4人の家族で考えても,気持ちよく生活するには工夫がいるでしょう。
私の子どもは,もう成人しましたので子育ては終わりましたが,子どもが皆さんの年頃のころは,兄弟姉妹のけんか,家族の意見の食い違い等,いろいろと問題がありました。
そのたびに,家族でよく話し合ったり,みんなが楽しめる家族旅行を計画したりということで和を保ってきたわけです。
470名の生徒が生活する学校では,こうした和を保つ取組をしっかり行わないといけませんね。
すなわち,生徒会は,「全員が,励まし合ったり,助け合ったりして仲良く,楽しく」「時間やルールを守って規律正しく,気持ちよく」学校生活が送れるといった望ましい人間関係をつくるという役割があるのです。
そのためには,仲良くしたり,規律正しくしたりするための行動を起こしていかないといけません。また,いろいろな学校生活の問題を解決していかないといけません。
本年度の本校の重点目標は「楽しい学校,美しい学校,活力ある学校」ですが,まさに,仲良く,気持ちよくといった意味で「楽しい学校」を,規律正しいといった意味で「美しい学校」を,生徒会がリードしてくれたと考えています。
このように,旧生徒会役員は,ほんとうによくやってくれました。歓迎音楽会や文化祭は実によく盛り上がり,みんなが仲良く,楽しくできましたね。
生徒の皆さん,文化祭の生徒会クイズは旧役員さんが新たに考え出したものだったのですよ。また,歓迎音楽会の曲も旧役員さんがリニューアルしてくれたのですよ。
この生徒会役員の努力,さらには会員である皆さん全員の協力のおかげで,附属中の和が保たれているのですね。
今言ったような,顕著な実績の他にも,朝のあいさつ運動やいじめ防止のポスター製作など,地道に礼儀や規律を重んじる活動も続けてくれました。
新役員のみなさんも,旧役員の取組を引き継ぎ,ぜひ,このようないじめを無くす取組やあいさつ運動を推進するとともに,さらに生徒全員の「和」を高める方策を企画し,実践してください。その一つに,エコアクション,すなわち,省エネルギー等の取組も取り入れてくれるとありがたいと思います。
以上,よろしくお願いして私の話とします。
【参考資料】中学校学習指導要領解説 特別活動編より抜粋
第2節 生徒会活動
1 生徒会活動の目標
生徒会活動の目標は,学習指導要領第5章の第2の〔生徒会活動〕の1「目標」で,次のように示している。
生徒会活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団や社会の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育てる。
生徒会活動は,全校の生徒を会員として組織し,学校における自分たちの生活の充実・発展や学校生活の改善・向上を目指すために,生徒の立場から自発的,自治的に行われる活動である。このような生徒会の集団における望ましい集団活動を通して,望ましい人間関係を形成し,集団や社会の一員としてよりよい学校生活づくりに参画し,協力して諸問題を解決しようとする自主的,実践的な態度を育成することが生徒会活動の目標である。
生徒会活動においては,このような目標を実現する過程で,生徒の自主性・主体性を育てるとともに,学校集団としての活力を高め,健全で豊かな学校生活が展開できるような集団を育成することが期待される。
生徒会活動で育てたい「望ましい人間関係」とは,豊かで充実した学校生活づくりのために,一人一人の生徒が生徒会組織の一員としての自覚と責任感をもち,共に協力し,信頼し支え合おうとする人間関係である。また,ボランティア活動など教育的価値をもつ社会的活動への参加や協力,他校との交流や地域の人々との幅広い交流など,学校外における活動を通して,他者を尊重し,共によりよい集団生活や社会生活を築こうとする開かれた人間関係である。
生徒会活動で育てたい「自主的,実践的な態度」とは,生徒自ら目標をもち,学校や社会の一員としてよりよい学校生活へ貢献するための役割や責任を果たし,学校生活全体の充実・向上にかかわる問題について,みんなで話し合って協力して解決したり,集団や社会の一員としての自覚に基づき,学校や地域社会の生活の充実・向上に積極的に関わったりしていく自主的,実践的な態度である。