本校は,教育目標を「知・徳・体の調和的人格の完成をめざし,自主・自立の精神,創造的能力,豊かな人間性をそなえ,国際社会の発展に寄与することのできる心身ともにすこやかな中学生を育てる。」とし,「目標をもち,自主的創造的に学ぶ生徒」「強靱な意志と体をもち,たくましく生き抜く生徒」「優しく思いやりの心を持ち,人に尽くす生徒」を育成すべく,教職員一丸となって教育活動に当たっております。
この目標に一層迫るため,本年度の重点目標を「楽しい学校・美しい学校・活力ある学校」と定め,次のとおり取り組むことといたしました。
「楽しい学校」とは,学校生活の中で,生徒が,達成感を持ったり,驚いたり,感動したりする場を増やし,学ぶ喜びを実感させることを指します。そのために,教師による授業の工夫改善を大切にします。
この工夫改善には,国立教育政策研究所教育課程研究センターから教育課程研究校に指定されて研究を進めている「思考力,判断力,表現力を育む授業の創造」はもとより,板書内容の工夫といった日常の些細なことまで含んでおり,すべての教員による日々の工夫改善の積み重ねを重視しております。
こうした授業を展開することで,生徒の学ぼうとする意欲や態度も高まっていくと確信しており,そこから生徒の自発的な予習・復習等を指導してまいります。
「美しい学校」とは,環境美化に努めることはもとより,教師間,教師と生徒,生徒間等において,適切にコミュニケーションできる環境を構築し,「美しい言語環境」の中で安心して過ごせる学校にしていくことを指します。そのために,整理整頓・清掃の励行,さわやかな挨拶・笑顔,正しい言葉遣いを大切にするとともに,生徒の個性を受容し伸ばしていきます。
なお,生徒の安心・安全を奪う「いじめ」等の発見・解決については,教師集団として協働し学校組織を活用した対応を行います。
「活力ある学校」とは,生徒の意欲的・主体的な活動を充実させることを指します。そのためには最初に述べた「楽しい学校」となるよう,教員が責任感・使命感をもって教育活動を進め,国の研究拠点校・地域のモデル校としての発信に取り組むことは言うまでもありません。しかし,いくら教師が「楽しい学校」を目指しても,生徒に元気がなければ効果は乏しいものとなります。従って,「活力ある学校」の第一歩は基本的生活習慣の確立です。こうしたことから,保護者と連携して基本的生活習慣である「早寝・早起き・朝御飯」や「読書・学習習慣(予習・復習)の定着」を進めます。
なお, この重点目標の達成に向けては,年度当初に,教員一人一人が自己目標を設定し,その達成に向けた取組を進めるとともに,年度末には,その目標の達成状況を自己評価する「資質向上プログラム」を活用し,PDCAサイクルを生かした実践を推進してまいります。
鳴門教育大学附属中学校長 中川 隆彦