新年揮毫式【1月12日】
揮毫式は、昭和26年から続く、本校の伝統的な行事の一つで、今年は74回目となります。
新年を迎え清々しい気持ちで自分の名前を揮毫することにより、新しい年に向けての決意や目標を抱くと同時に、綿々と続いてきた附属中学校の歴史の中に自分の名を記すことにより、伝統を受け継ぎ、引き継ぐという思いを確認することが目的です。
名を記す墨汁は、吉野川の水、太平洋の水、眉山の水で凝ったものです。山、川、海の3つの水を混ぜ合わせたものを使用する所以は、氏名を揮毫した生徒たちが、世界に羽ばたく大きな人間に育ってほしいとの祈りが込められています。
そして、今年の校長先生の言葉は、「承前啓後」でした。この言葉の意味は、「過去から受け継いできたものを大切に継続して、更にそれらを発展させながら未来を切り拓く」です。
これまでの先輩方が揮毫したすべての雄名録に囲まれた中で自らの名を揮毫することは、今年の自らの決意をより強くしたことと思います。附属中学生としての誇りをしっかりと持って、自分やまわりの人たちのためだけでなく、附属中学校、そしてもっと広い社会のことも考えながら、行動できる人を目指してほしいと願っています。
令和6年度入学式を挙行いたしました。 (2024年04月10日)