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音楽

合唱発表会

 1年生が、平和学習の学びを生かした合唱発表会を行いました。校長先生、教頭先生、学年の先生方に聴いていただきました。曲目は、以前から取り組んできた「HEIWAの鐘」です。歌詞を読み込むことを通して、過去の過ちを知り、未来をどう生きていくべきかについて考えを深め、作者の思いに着目し、表現の工夫について互いにアイディアを出しながら、音楽の授業で初めての混声三部合唱に取り組んできました。本番は、2クラス合同で演奏し、生徒たちはお互いの演奏に聴き入ると同時に、人前での発表という場面で歌うことを通して今までの取り組みが十分に発揮できた充実感に浸っていました。

 本校の研究において各教科で取り組んでいる探究的な学習の充実を図り、曲との出合いから始まり、課題を生み出すこと、曲の背景への理解やアナリーゼ(楽曲分析)、地道なパート練習、音楽表現の創意工夫、演奏発表までの過程を着実に踏み、生徒たちは今後につながる合唱の基礎力を育んでいます。

日本の伝統音楽

 今年度も本校2年生が課題探究学習に取り組み、音楽を選択した生徒は講師に稀音家治乃先生をお迎えし、4時間の三味線講座を実施しました。本校には本物の素材で作られた三味線が豊富にあり、初めて楽器を触る生徒もその音色に魅了されていました。「さくらさくら」や阿波踊りでお馴染みの「ぞめき」の音楽を練習し、最終日には、グループに分かれて演奏発表を行いました。日本の伝統音楽に触れる良い機会となり、生徒たちはとても充実した様子で三味線を弾く楽しさを味わっていました。

合唱活動

 11月に入り、どの学年も合唱の授業を行っています。合唱では、まずはパートの音を正確に覚えることが大前提となります。パートリーダーを中心に、地道な練習からのスタートです。パートでまとまると、全体での合わせをし、他声部を聴きながらバランス等を整えていきます。そして、創意工夫を生かしながら音楽表現を行います。「うまく歌えた」という感覚だけで終えることなく、聴いてくれる人にしっかり届くことができるような演奏を目指しています。1年生は、「HEIWAの鐘」という曲に取り組んでおり、平和学習での学びを生かし、歌詞に込められた思いを感じ取りながら、元気よく歌う姿が見られます。ようやく校内にも歌声が響く日常が戻りつつあります。

懐かしくも新鮮なアルトリコーダーの音色

 最近,久しぶりにアルトリコーダーの音色が音楽室に響くようになりました。楽器の演奏がなかなか思うようにできなかったここ3年間。リコーダーは使われることなく,眠ったままでした。やはりこの音色を聴いていると,生徒も教師も「学校だなぁ。」「みんなと音を合わせられるっていいなぁ。」というような思いに浸ります。伴奏に合わせて吹くこと,アンサンブルで奏でられる音を一緒に感じること,曲へのイメージを抱きながら目標に向かって反復練習をしながら上達していく実感をすることなど,今後も様々なことから豊かな感性を培う活動の幅が広がることは喜ばしいことです。

課題探究学習 音楽選択者 春の「和の学校」特別講座に参加しました 

本校2年生で毎年11月に実施されている課題探究学習では,9教科の中から自分の興味・関心のある教科を履修し,大学の先生や外部講師の先生方による専門的な内容を学習します。

本年度も音楽科では,稀音家治乃先生を講師先生にお迎えし,8時間の三味線講座を実施していただきました。全員が初めて三味線には挑戦しましたが,「さくらさくら」「うさぎ」「かごめかごめ」「ずいずいずっころばし」等、小さい頃に慣れ親しんだわらべ歌をご指導いただきました。

 その成果を披露!ということで,選択者の中から7人が,3月31日あわぎんホールで行われた春の「和の学校」特別講座に参加させていただきました。尺八や箏の体験コーナーもあり,和楽器に親しむよい機会となりました。

研究授業<第2学年 鑑賞領域>

2月16日に第2学年において「絵画や時代背景と音楽を関わらせながら聴き味わおう」(組曲「展覧会の絵」から)を実践しました。

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