校長室から

TOMORROW





 今年は記憶にないほどの暖冬続きだったため,東京でも上野公園を始め,ソメイヨシノが満開の様子が,「お花見禁止令」と共に連日報道されております。そんな中,本校のシンボルツリーでもある中庭の桜も,年末年始の暖冬続きの頃は,3月中旬までに満開になるものと思っていました。ところが,例年以上に蕾の膨らみが遅く,3月末だと言うのにまだまだ一部しか咲いておりません。(写真上段)  長年(平成元年から)本校を学校の中心にある中庭で見守ってきた桜(!)としては,1ヶ月近くも子供の声が一切響かない環境が,よほど寂しかったのでは?と独りで感動している私です。
  年度末の1ヶ月に及ぶ休校措置の中,本年度の締めくくりとして,3月24日の登校日(本校は,もともと授業は19日までで,離任される先生のマスコミ発表が24日のため,毎年,3月24日を春休み中の登校日と設定して,修了式と離任式を行っていました)に令和元年度の修了式と,年度末の定期異動で本校を去られる先生方の離任式を行いました。 久しぶりの登校で,子供たちも3週間以上も逢えていなかった友人ともその再会をとても喜んでいましたが,「あまり大きな声で,至近距離でワイワイ言わないでね!」と,子供たちに注意喚起しなくてはならないことが,感染予防のためとはいえ,可哀想でした。修了式では,校歌の斉唱をやめました。また各種表彰の披露も各クラスごとに学活でしてもらうことにしたので,大変短時間で修了式は終わりました。体育館では全員マスク着用で,2階の窓もすべて全開にして実施しました。(写真2段目)修了式で私が話した内容は次の通りです。
    「今まで,誰も経験したことのない,年度末に1ヶ月間も,休校になるという状況の中,今から11日前に,皆さんの先輩は立派に本校を卒業していきました。その後,部活も再開されていないので,今皆さんがいるこの会場はその時のままです。皆さんもお世話になった先輩を,卒業式にも参加して,思いを込めて見送りたかったと思いますが,生徒会長が皆さんの思いを代表して送辞を述べてくれました。3年生は,徳島県の高校入試も直前に控えた中で1週間近く,学校での勉強も直前の打ち合わせもできませんでした。
   そんな中,3年生はだれ一人,入試に遅れることも忘れ物をすることもなく,卒業式では,全くリハーサルもしていない中で,朝この体育館で30分,話を聞いて流れを確認しただけで,入退場も式の中でのあいさつや動きも,完璧にやり遂げました。いつもと違う卒業式の中で,私も本校で,卒業式に立ち会ったのは13回めとなりましたが,後輩たちもいない,十分に歌も歌えない等の制約条件の中で,一生懸命卒業式に臨んだ先輩達を見ていて,大変感動しました。そんな先輩を,皆さんは,大いに誇りに思ってください。
  皆さんにとっても,学校にも行けず,部活もなく,出来るだけ不要不急の外出はしないようにという状況の中で,本当に窮屈な日々を過ごしていると思います。誰に不満を言うわけにもいかないこの状況が一日でも早く解消される日を望むしかありませんが,みんな条件は同じです。そこでこの時間をどう利用するか。ゲームをしたり,インターネットばかりみたり,LINEのやり取りだけしていても時間は過ぎるでしょう。しかし,それでこの中1,中2の大事な時に自分はどれだけ成長しているか,冷静に考えてみましょう。それぞれ,4月になって,2年生は最上級生になり,1年生は後輩を迎える立場になります。立派に卒業していった先輩に恥じないスタートが新学期には切れることを期待しています。今年度,4月からずっと,自分が挑戦してきたことを振り返ることの大切さについて話してきました。それをする時間は十分にあります。自分のこの1年間をしっかり振り返ることが,4月からのいいスタートに繋がると思います。それから,今日は終了式を短縮するため,皆さんがこの2,3か月間に受賞した表彰の披露は省かせていただきますが,多くの皆さんが各分野で活躍をしてくれました。新聞に掲載された人も何人もいました。是非,来年度も自分の得意分野で上位入賞を目指して頑張ってください。期待しています。
  さて,私は今回,3年生の卒業式を見て,附中生の底力を改めて感じました。今後,今の状況がどうなるかわかりませんが,4月8日に,2年生,3年生へと進級した,引き締まった表情の皆さんに,ここでまた会えることを楽しみにしています。」

  その後の離任式では,勤務の長短はあります(1年~10年)が 5名の先生が本校を去られることとなり(写真3段目),お一人お一人から,本校での思い出と共に,子供たちへのメッセージをいただきました。本校の「大校旗」をくぐって退場される先生方をみんなで拍手で見送りました。(写真下段)
  私が修了式のあいさつで述べましたように,4月8日から学校再開の予定ですが,東京をはじめ,まだまだ予断を許さない状況が続いており,1週間後の予測も難しい中,本当に子供たちはよく我慢し,頑張ってくれていると思います。我々も新学期のスタートが無事切れて,1ヶ月分の授業を取り戻しながら 1日も早い,いつもの学校生活が戻ってくることを祈るばかりです。
  4月に入って,中庭の桜が満開になったら,いつもの「桜のライトアップ」をして,このHP(トップページ)で紹介したいと思っています。
  2月末にアップした「校長室から」に記載しました,ZARDの『負けないで』に続いて,子供たちのいつもと変わらぬ笑顔や学校生活が一日も早く取り戻せることを祈って,表題の誰もが知っている,応援ソングの名曲を紹介します。
  ♪ ……涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように 見るものすべてにおびえないで  明日は来るよ 君のために…… ♪ 

過去記事一覧

2019年度

TOMORROW (2020年3月29日)

♪ 流れる季節の真ん中で ふと日の長さを感じます …… ♪ (2020年3月13日)

9年目の「3.11」に寄せて (2020年3月11日)

『予測不可能な社会』 を生きていく子供たちに,今大人が示せることは‥‥ (2020年2月29日)

♪ 雪が溶けて川になって 流れて ♪  いったわけではありませんが‥‥ (2020年2月14日)

♪ 心配ないからね 君の想いが 誰かにとどく明日がきっとある どんなに困難でくじけそうでも 信じることを決してやめないで ♪ (2020年1月8日)

♪ 雨は夜更け過ぎに 雪へと変わるだろう ♪ この暖かさでは無理ですねぇ (2019年12月24日)

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ちいさい秋 ちいさい秋  見ーつけ‥‥たい (2019年10月10日)

September (2019年9月9日)

♪ A CHI CHI A CHI・・・ ♪ (2019年8月6日)

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♪ 夏がくれば 思い出す‥‥ ♪ (2019年6月9日)

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♪ あなたの夢をあきらめないで‥‥負けないように悔やまぬようにあなたらしく輝いてね ♪ (2019年4月24日)

♪ 三人(学年)そろって 春ラ!ラ!ラ!~ ♪ (2019年4月5日)